プレミアムよるドラマ「徒歩7分」
彼氏なし、友達なし、仕事なしのナイナイづくしの32歳、黒崎依子。
初めての一人暮らしをきっかけに、新しい世界に触れ、ほんの少しだけ成長する物語です。
正直、これといった大きな事件は起こりません。ありふれた日常です。そんなものをドラマにしていいのか、という意見もあるかもしれませんが、そのありふれた日常にこそ、豊かなものがたくさん潜んでいるのではないかと思ったりするのです。
演出の中島です。
演劇界の鬼才、前田司郎さんの初オリジナル連続ドラマです。
前田さんとはこれまで「お買い物」と「迷子」という単発ドラマを2本ご一緒させて頂きました。その後2人の間で「いつか連続ドラマをやりたいですよね」と話していて、2011年春に前田さんから企画があがってから足掛け3年、ようやく実現に至りました。
そして、主演に田中麗奈さんを迎え、ゆるくもある意味ディープな全8回が完成致しました。
どの連続ドラマもそうなんですが、特にこの「徒歩7分」は、はっきり言って1回も欠かすことが出来ません。途中参加が少し難しいので、最初から最後まで全て見て頂ければ幸いです。(中抜けも厳しいかもしれません!)
以下、前田司郎さんから番組に寄せて頂いたコメントです。
「最初『依子の冒険』という題で書いていた。小さくて胸躍らない個人的な冒険だけど、そういうものの積み重ねが僕たちの生活じゃないかと思ったからだ。依子は自分の未来が想像できる。未来があまりにもリアルに実感できてしまって恐ろしくなったのだろう。自分から迷子になってみないと駄目だと思ったのだ。実家を出るという、大したことのない一歩だけど彼女には大きなこと、冒険だった。良いタイトルだと思ってたけどボツにされたから、しばらくはタイトルなしで書いていたら、依子はずっと家に居るし、外に出たと思っても家の近くにしか行かない。僕の家から最寄の駅までだいたい徒歩7分で、依子の行動範囲も大体それくらいだろうと思った。家に居ても、嫌でもなんでも、僕たちは真っ暗な未来に向かって突き進んでいく。目に見えている未来は過去で出来た偽の未来で、未来は未来でしか出来ていない。依子と一緒に日常の冒険を楽しんでくれたら嬉しいです。」
黒崎依子役 田中麗奈さん
床生活?
妹・美紀役 鮎川桃果さんと
元彼・光一役 福士誠治さんと
第1回の見どころは、「田中麗奈全力ぐうたら劇場」です。
ここで、本編よりセリフを抜粋して一部内容をご紹介したいと思います。
「テレビ買わないとな~」
「姉ちゃんテレビなんて見ないじゃん」
「でも寂しくない?」
「テレビがあれば寂しくないの?」
「話し相手になるし」
「ならないよ」
BSプレミアム
第1回「飛び出せ!家の外に」 放送は、2015年1月6日(火)夜11:15からです!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:52 | カテゴリ:徒歩7分