みなさまこんにちは!制作スタッフのヤマダです。
今回は、雲霧仁左衛門のキャラクターを表現する上で、
特徴的な小道具である「煙管」についてご紹介いたします。
仁左衛門が良く手に持って吸っている、煙管(きせる)。
明治時代に紙タバコが商品化されるまでは、
刻みたばこを煙管に詰めて吸う方式が一般的でした。
その煙管は、単なる喫煙具の域を超え、職人が精巧な飾りを施した、
美術工芸品ともいえるものが数多く作られていました。
ファッションアイテムであり、ステータスシンボルであったようです。
仁左衛門も、しばしばたばこを吸っています。
その愛用の銀色の煙管です。
そしてもう1人、田村亮さん演じる謎の男、辻蔵之助も、
同じ様な煙管を持っていました。
この二人が使っている二つの煙管、今回の撮影のために、
特別に注文して、職人さんに作って頂きました。
虎の姿が彫り込まれています。
仁左衛門が持つにふさわしい、粋で、素敵なデザインですよね。
物語は、この煙管が“ある人”の手に渡るところから、
式部が仁左衛門の秘められた過去に迫っていく
手掛かりを得る事になるのですが、、、、
次回、第6回「越後屋潜入」、3/13(金)の放送をお楽しみに!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:00 | カテゴリ:雲霧仁左衛門2