みなさまこんにちは!番組制作スタッフのヤマダです。
初回の放送はいかがでしたでしょうか? 第2回も、金曜夜8時からの放送です。
(美術セットについて:「美濃屋」)
さて、「雲霧仁左衛門2」の撮影の中で、
今回は、美術セットについて、少しだけご紹介させて頂きます。
テレビドラマには、様々な家や建物、部屋が登場します。
それらを、既存の家や施設などを撮影用にお借りして、
ロケーション撮影する事もよくあります。
逆に、部屋や建物を撮影用に作る事もあります。
それが美術セットと呼ばれるものです。
時代劇、そして本作「雲霧仁左衛門」の世界観を映像で表現するため、
美術デザイナーがアイデアに工夫を凝らし、美術セットを設計しています。
脚本の内容、そして監督の頭の中のイメージと合うように、打ち合わせをしながら、
かつ撮影日に間に合うように、建物のセットを建てていくのです。
本作の仁左衛門の隠れ家の一つが「旅籠(はたご)美濃屋」です。
表向きは普通の旅籠で、おもん達が働いていますが、
その実は雲霧一党が活動拠点として、
仁左衛門やお千代らの居室もある、盗人宿(隠れ家)なのです。
建物の裏側は船小屋になっており、裏を流れる川と繋がっている構造なのです。
この美濃屋の撮影際しては、セットを使い分けています。
まず、撮影所のスタジオ内に建てたセットで、
旅籠の部屋の中と船小屋のシーンを撮影しました。
階段を下りると、小部屋と船小屋があるセットなのですが、
精巧に作り込まれた美術セットと装飾物、そして照明(ライティング)の効果で、
実際に裏口から外と繋がっているようにしか見えません。
そして、撮影所の屋外(オープン)セットに、新規に「美濃屋」を建てまして、
外観と玄関付近の撮影をしました。
第7回(3/20放送予定)では、
とある人が美濃屋の裏口から外に出ていくシーンがありますが、
そのシーンだけはロケーション撮影をしています。
様々な工夫を凝らした空間で、仁左衛門ら雲霧一党が活躍する、
今週の第2回「堕ちる」もお楽しみに!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:09:30 | カテゴリ:雲霧仁左衛門2