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天変地異を乗り越えて、再生していく強さ。『精霊の守り人』EPの視点から 前篇

seirei_naito_180124004.jpg制作統括として、『精霊の守り人』最終章のドラマ全体の指揮を執るエグゼクティブ・プロデューサー内藤愼介。『EPの視点から』と題し、EPという大きな視点から見たお話を紹介します。前篇は『精霊の守り人』にこめられたテーマについて、改めてききました。(後篇はこちら


 ■天変地異を乗り越えて、再生していく強さ。
最終回は、天変地異が起こり、人々は自然には逆らえないという現実に直面するわけですが、そこから「再生していけるのが人間だ」ということが、この物語の大きなテーマです。自然災害を乗り越えて、人が守り寄り添い1つになって生きていくのは、今だけじゃなくて、どの時代にもあったのだと。それを描いていた原作の上橋先生の創造力は本当にすばらしいと思います。seirei_naito_180124007.jpg

もう一つのテーマは「世代交代」です。でも、世代交代や時代の変わり目に何が起こるのかを分かりやすく表現するのではなく、観る人それぞれの感覚で感じてほしいと思っています。時代というのは、あるタイミングで新しい人が出てきて、その人たちが引き継ぐことで変わっていくんだろうな、みたいなことを感じてもらえればうれしいですね。

■今までに観たことのないシーンを求めてオールジャパンのスタッフが集結。
最終章は、NHKという枠を超えて、今の「オールジャパン」の体制で制作できたと思っています。こういうスケールの大きい作品は、日本だけで考えるのではなくて、世界に通じるものにしていきたい。だから映画監督の樋口真嗣さんや、特撮のスペシャリストである尾上克郎さんに参加していただくことで、外に向けて発信していけるコンテンツになるという確信がありました。今までのNHKでは観られないもの、これまでにないドラマに仕上がっていると思います。


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樋口さんと尾上さんは、これまでの私たちのやり方も分かった上で、スケール感のある、今まで見たこともない戦闘シーンにするには、どうすればいいのか、自分たちのアイデアを交えて、話し合いながら進めてくれました。

特に、今回は火薬が使えない時代なので難しかったと思います(笑)。「油はあったよね」「そこに火がついたら爆発するよね」とか。投石機も、「ただの投石機の機能だけじゃもったいないから、もうちょっと違うものに使えないかな」とか、いろいろアイデアを出してくれました。

NHKと外部のチームが一緒に新しいものを創るという意気込みで、それぞれの引き出しを持ち寄って、切磋琢磨しながら進めていくというのは、新しいチャレンジでしたね。みんなが「こうあるべき」ではなく、「どうすれば、新しいものになるだろう」という方向に進んでくれたのが良かったと思っています。


★大河ファンタジー「精霊の守り人 最終章」

2018年1月27日(土)よる9時 ついに完結!
NHK総合テレビ 毎週土曜 (連続9回)
「精霊の守り人」番組公式ホームページ→http://nhk.jp/moribito

最終回「旅立ち」
バルサ(綾瀬はるか)と捕らわれの身であるタンダは、魂をトロガイの元に飛ばし、ナユグに春がきたことを伝え、光の鳥を飛ばし人びとに早く逃げるよう警告することを提案。そのさなか、タルシュ帝国が滅びる。やがて一気に濁流が押し寄せ、川の水が増水。大勢の人たちが逃げまどう。そして、物語はクライマックスに。新ヨゴ国の都は消えてなくなるのか?再び離ればなれになったバルサとタンダは再会できるのだろうか...。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:19:24 | カテゴリ:精霊の守り人

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