スタッフブログ

「55歳からのハローライフ」映像を彩る"色"の秘密

土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」も残すところあと1回。
今回は、ドラマを彩るについてのお話です。美しい映像の秘密
実はカラーグレーディング にもありました――。
top.jpg
今回の「55歳からのハローライフ」はNHKドラマでは初となる全編4KRAWファイル収録が行われました。RAWというのはカメラに入射された光の生のデータを意味します。簡単に言うと、写真でいうフィルムです。つまり、収録後にまず、フィルム現像と同じデジタル現像と呼ぶ作業を行います。

具体的に今までと何が違うのか。違いは多々ありますが
大きな点では「色」が違います

写真のフィルムを焼くのと同様に、露出や明るさ、彩度などを調整していくことによって、映像に残されたたくさんのの記憶を引き出す。それがカラーグレーディングなのです。 
bfaf1.jpg
(クリックすると拡大します)
上段が、収録したままの映像。下段が色を引き出したグレーディング後の映像です。どの色を引き出して、どの色を抑えるか。グレーディングが映像に及ぼす影響力も増しました。色をどうコントロールするかで、収録された映像のもつ力を強めることも弱めることもできてしまう。これまで以上に、色を司る責任は重大なものになりました。
bfaf2.jpg
(クリックすると拡大します)
そして、ドラマにおいて色は「キレイに出ればいい」だけではありません。色によって、そのシーンが持つ意味や感情ドラマ全体の世界観までが変わっていきます。

今回の「55歳からのハローライフ」においては、
映画館で見ているような柔らかな表現を目指し、
現実的なシーンでは細部まで見えるような調整
幻想的なシーンでは見た人想像力を喚起する見せない調整を使いわけながら、
独特の世界観を模索してきました。
bfaf3.jpg
(左は従来のテレビ映像、右は4K-RAW映像=窓外の景色まではっきり描写されている)
(クリックすると拡大します)


今回は4Kというハイビジョンの4倍の画素数を持つきれいな映像で収録され、最終的に従来のハイビジョン放送に変換されて、皆さまのもとにお届けしています。まだ、ご家庭で4Kそのままの美しさをご堪能して頂くことはできませんが、4Kで収録された味わい深い”色””世界観”はご家庭でも感じて頂くことができると思います。
hanyou.jpg
イッセー尾形さんが主人公を演じる、最終話「空を飛ぶ夢をもう一度」でも、それぞれのシーンで色にこだわって制作しています。

7/12(土)夜9時の最終話では、是非、色が創りだす世界観を少しでも感じて頂けましたら幸いです。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:41 | カテゴリ:55歳からのハローライフ

新着記事

新着ブログ

月別から選ぶ

2019年

開く

2018年

開く

2017年

開く

2016年

開く

2015年

開く

2014年

開く

放送終了番組

開く
ページトップへ