ごきげんよう!!
『花子とアン』の‶アン″です。
連続テレビ小説『花子とアン』第55回、いかがでしたか?
ももに持ち込まれた縁談話のお相手は、遠く北海道へ移住する青年でした。
それにしても、どうしてまたそんな遠くへ行く人との縁談なのかしら…
「北海道」が誕生したのは、明治2(1869)年8月15日。
それまで北海道は、「蝦夷地(えぞち)」と呼ばれていました。
箱館戦争が終わり、ロシアの南下に備えて鍋島直正が開拓督務に任命されたのが、
明治2年6月4日。同年7月には、開拓使が設置されました。
この明治2年は、本格的な北海道の開拓の始まりと言われています。
おとうの言う「えれえ外国の博士」こと、クラーク博士は、
新島襄の紹介で日本政府から要請を受け、明治9(1876)年に札幌農学校教頭に就任。
日本に滞在したのはわずか8カ月でしたが、帰国の際に、
かの有名な「Boys, be ambitious.(少年よ、大志を抱け)」の言葉を残しています。
明治15年には、幌内鉄道幌内~手宮間が開通。
北海道の開拓は、鉄道が敷かれたことによって急速に進んで行きました。
ももに縁談話が来たのは、大正7(1918)年。
その頃には、道内の鉄道網もだいぶ広がっていましたが、
石炭の輸送を行う貨物列車が主立っていました。
入植地における開拓民の交通の便宜を図るため、「殖民軌道」と呼ばれる
北海道特有の輸送機関が作り始められたのは、大正時代末期になってからです。
昭和43(1968)年には、開道百年を祝し、
「風雪一〇〇年輝く未来」というスローガンが掲げられたそうです。
そう考えると、「北海道」は誕生してから、まだ150年と経たない若い土地なのね…
続きは、また明日。
ごきげんよう、さようなら。
投稿者:スタッフ | 投稿時間:08:15 | カテゴリ:花子とアン