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FMシアター「春に散る」に出演の篠田三郎さんからメッセージをいただきました。

「春に散る」(前・後編)

ボクサーは自由で無限に孤独だ。リングで人間の本質を見せている

【NHK FM】

2021年3月20日 午後10時~午後10時50分(前編) FM

2021年3月27日 午後10時~午後10時50分(後編) FM


演出の小見山です。いつも若々しく紳士な篠田さんですが、僕がスクリーンで初めて見たのは、「高校生心中 純愛」(1971)での高校生役でした。テレビドラマは「天下堂々」(1973)と、僕にとって忘れられないのは土曜ドラマ「優しい時代」(1978)の高校教師役です。田向正健さんの脚本で、檀ふみさんが相手役でした。
ただ、残念ながら、テレビではご一緒したことがなく、ラジオドラマで初めて出演してもらったのが、青春アドベンチャー「人喰い大熊と火縄銃の少女」という長いタイトルのドラマでした。実は、4月19日(月)から再放送されます。今回の元ボクサーの‟哀歓“とは違う男の心情が描かれています。是非、こちらも。

 

「春に散る」は、老境に入って人生のゴールが見えて来た元ボクサー・広岡仁一が、
40年振りにアメリカから日本に帰国した春の日から、翌年桜が散る頃までの物語です。
若かりし頃ジムで寝食を共にし、チャンピオンになる為に切磋琢磨し、深い絆で結ばれた同志、三人の元ボクサー達は今、幸せなのだろうか?
何故、広岡は不自由ないアメリカでの生活を捨て、日本に帰って来たのか?
俺たちは生きているか?
死んでないだけじゃないのか?広岡の心の旅が続きます。

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私ごとで恐縮ですが、物語の広岡と同年代に入り、[あの時あの人に何て非礼をしたのだろう]、[あんなに良くして頂いたのに、何故もっと感謝の気持ちを伝えなかったのか]などなど恥入ること、悔いることを最近とみに思い出し心痛みます。
御礼を述べたくとも、もう居ない方も。そんな事を想うこの頃、「春に散る」に会いました。
リングの上で誰よりも自由になる為に戦うボクサー達。その先に見えるゾーンとはどんな景色なのだろう。リスナーの方達に臨場感溢れるボクシングの試合から感じて頂けたら幸いです。
 
令子役の真野響子さんと久しぶりにご一緒出来て嬉しく、出演者スタッフの皆様お世話になりました。演出の小見山さん、脚本家の原田さん、心に沁みる脚本を有難うございました。    (篠田三郎)


【出演者】 篠田三郎 真野響子 安原義人 金井良信 阪田マサノブ 山木透 松浦慎一郎 
武田桂 髙倉直人 山縣美礼 山口嘉三 大島宇三郎 ジャック・マルジ
【原作】 沢木耕太郎   【脚色】 原田裕文   【音楽】 谷川賢作
【あらすじ】 「人は人生のけりをどうつけるべきなのか。そもそも人生にけりなどつくのか」。
老いの苦しみは、死が近づくからではなく、けりをつけられずに生き続ける事への恐怖なのかもしれない。人生の《けり》の付け方を描くボクシングドラマ。

広岡仁一(篠田三郎)は40年ぶりにアメリカから日本に帰国した。東京は全く様変わりしていた。会いたい人がいた。かつて所属した「真拳ジム」会長の娘・令子(真野響子)だ。広岡は、日本チャンピオンのタイトルマッチで理不尽な判定負けを喫し、日本のボクシング界に嫌気がさしてアメリカに去った。令子は今、「真拳ジム」の会長だった。
広岡はかつて、ジムの「四天王」と言われた仲間たちの元を訪ねようと思った。
それは、人生にどうけりをつけるかという旅でもあった。
そんなある日、彼の前に、一人の青年・翔吾(山木透)が現れた。彼は才能がありながらボクシングを捨てたのだった。翔吾は、「戦う理由が見つかった。俺にボクシングを教えてほしい」と広岡に懇願した。

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:00 | カテゴリ:オーディオドラマ

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