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FMシアター『新宿の猫』 出演者の村上弘明さんからメッセージをいただきました!

FMシアター『新宿の猫』 NHK-FMで8月24日 午後10時から放送!
NHKネットラジオらじる☆らじるでの同時配信、「聴き逃し」配信(8月26日正午から一週間)でもお聴きいただけます。

 演出の小島史敬です。8月24日(土)に、小説『あん』で、フランスの文学賞を受賞するなど国内外で注目されるドリアン助川さんの最新作『新宿の猫』をオーディオドラマ化して放送します。バブル期の新宿・ゴールデン街を舞台に、社会に認められず孤独を感じながら生きた男女の、切なくも優しい純愛物語。

今回、主人公・山崎役としてご出演の、村上弘明さんからメッセージをいただきました!

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山崎役の村上弘明さん

新宿ゴールデン街を舞台にした(新宿の猫)は切ないラブストーリーです。そして、人と人との縁、運命を感じさせる物語です。私自身30年ぶりのラジオドラマでしたが、思い出深い作品となりました。印象的だったのは、本番の前日の読み合わせでキャストが一同に集合し最初から最後まで通しで読んだ後、脚本家立会いのもと演出の方からシーンやセリフの解釈や思いを説明してくれたことです。今回の原作はドラマ化する上で時間の都合上コンパクトにしなければならないということで、何処をカットとするかまたカットしたところの繋ぎの部分をどうするかも含めて演出家と脚本家の2人で台本を作り上げたということでセリフひとつひとつの意味、思いを明確に伝えてもらえたことはとてもありがたかったし、その分こちらとしてもドラマへの思い入れが一層強くなっていきました。そしてそのことにより、それぞれのキャストの物語に対しての世界観、キャラクターが統一し、二度目の本読みはそれぞれの役に躍動感と深みが生まれ次の日の本番では正に作品に人物に命が宿る瞬間を目の当たりにしたような思いでした。
私の役は30年前の回想の中でモノローグや思いを語らいながら現在の自分へとシフトしていくという難しくもやりがいのある役どころです。是非多くの方々に聞いて頂きたく、感想をお寄せ頂けたら幸いです。

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FMシアター『新宿の猫』(全1回)

誰かひとりのために残り続ける言葉を、ボクは紡ぎたい。

8月24日 午後10時~午後10時50分 NHK-FM
(「らじる☆らじる」同時配信&8月26日(月)正午~9月2日(月)正午までの「聴き逃し」配信)
【原作】
ドリアン助川
【脚色】
蔭岡翔
【音楽】
森悠也
【出演者】
村上弘明 町田啓太 瀧本美織 横山めぐみ
天田益男 小川剛生 松熊つる松 玉置祐也
【あらすじ】
色覚異常で就活から排除され、構成作家の卵として理不尽な扱いを受けているボクはある夜、新宿ゴールデン街の小さな居酒屋で、野良猫をかわいがる謎めいた女店員・夢ちゃんと出会う。不愛想だが不思議な優しさを秘めた夢ちゃんに惹かれていったボクは、いつかゴールデン街に棲みつく野良猫達をテーマに夢ちゃんと二人だけの詩集を出そうと約束する。だが、夢ちゃんが事件を起こし、ボクの前やゴールデン街からも姿を消してしまう――。

 

 

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:00 | カテゴリ:オーディオドラマ

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