青春アドベンチャー『暁のハルモニア』(連続10回)
8月27日(月)~9月7日(金) 平日の午後9時15分~9時30分 NHK-FM
(ネット同時配信&「聴き逃し」配信あり ※翌日正午から一週間)
収録スタジオの栗原英雄さんと伊礼彼方さん
オーディオドラマ担当Fです。『暁のハルモニア』いよいよ週明けの8月27日(月)放送開始となりました。前回につづいて、収録リポートその3をお届けします。今日コメントをご紹介するお二方の役は、歴史上の実在人物です。極力いわゆるネタバレは避けますが、役柄には触れますのでご寛恕下さい。
【伊礼彼方さんからのコメント】
人生初のオーディオドラマ。いろんなマイクフォーメーションと感度の異なるマイクを駆使し、そのシーンそのシーンの場の空気を作り上げる技術にとても感動しました。録音だけど、ワンシーン流して録るのも、舞台の本番と似たような緊張感があって、ハラハラどきどきしながら参加させて頂きました。
声だけで役を表現するのは難しく、想像の中ではパーフェクトだったんですが(笑)、録りながら同時に反省する!という現実を突きつけられました。実際はどうだったんだろうと恐くて聴く勇気がありません!
でも、いろんな先輩とご一緒にできてとても楽しかったです!また違う役に挑みたいですね!!!
グスタフ王の暑苦しさや現況を変えようとする姿勢が少しでも伝われば嬉しいです。
スウェーデン国王グスタフ・アドルフは、北方の獅子と讃えられる無敵の戦上手で、とにかく強い、そして熱い人物。日本で言えば、いかにも真っ先に大河ドラマの題材になりそうな、ヨーロッパ史上の英雄が、ドラマでは主人公ヨアヒムの人生の転機に深く関わる存在として描かれます。オーディオドラマの収録方法を楽しんで下さった伊礼さんの現場でのご様子、そして少しでもイメージに近づこうとトライなさる姿勢が、まさにグスタフ・アドルフ陛下のようです。
歴史には、人と人の個性の組み合わせに大きく左右されるという側面があると思います。殊に、国家の命運を担って乱世の荒波を乗りこえていこうとする主従の関係というのは、平穏な時代の常識からは想像もつかない濃密なものがあるのでしょう。グスタフ・アドルフ王を補佐する名宰相オクセンシェルナ伯爵を演じていただいたのは、この方です。
【栗原英雄さんからのコメント】
皆さんこんにちは。オクセンシェルナ役の栗原英雄です。
「暁のハルモニア」 はとても壮大な歴史物語であり、登場人物たちの心理描写が繊細に描かれているヒューマンドラマでもあります。
大河ドラマの分量を10話にまとめるのは大変だったと思います。
収録の二日間、素敵な共演者の皆さんと非常に濃密な時間を共有させていただきました。
私自身、音楽や効果音が入った仕上がりを凄く楽しみにしています。
青春アドベンチャー「暁のハルモニア」
皆様 是非私たちと一緒に歴史の息吹を感じて下さい!
歴史の話とはスケールが異なるものの、ドラマのキャスティングにおいても個性の組み合わせは死活的に重要です。栗原さん演じるオクセンシェルナと、伊礼さんの圧倒的な厚みのお声によって命を吹き込まれたグスタフ・アドルフ王とのやりとりにご注目下さい。
栗原さんは『帝冠の恋』のナイペルク伯、『また、桜の国で』の後藤副領事につづいてのご出演、もはやあえて『真田丸』の“叔父上”に言及する必要もないでしょう。ただ、『暁のハルモニア』にイザークの叔父上(廣田高志さん)が登場しますので、“叔父上”ファンの皆様に予めお伝えしておきます。それともうひとつ、栗原さんも第1話でオクセンシェルナ以外の役での短いシーンがあります。そちらもお楽しみに。
青春アドベンチャー『暁のハルモニア』(連続10回)
~願わくは、天上に調和のあるがごとく、地上にもあらんことを~
【NHK FM】
8月27日(月)~9月7日(金)の平日午後9時15分~9時30時
【作】並木陽
【音楽】日高哲英
【出演者】
海宝直人 藤岡正明 朝夏まなと 鈴木壮麻
伊礼彼方 栗原英雄 原康義 水野ゆふ
辻親八 廣田高志 瑞生桜子 多田直人
大森美紀子 井手柚花 大河原爽介
チョウヨンホ 梶原航 井内勇希 桃菜
投稿者:スタッフ | 投稿時間:18:45 | カテゴリ:オーディオドラマ