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制作スタッフによる現場日誌

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デッサンあ in KUMAMOTO

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熊本地震から3年3ヶ月を経た熊本城の姿です。
甚大な被害を受けた後、まずはシンボルである天守閣の復旧を目指して修復作業が続けられてきました。天守閣はこの秋、ついにもとの姿を現す予定です。
7万から10万ともいわれる崩れた石には、番号がふられています。ひとつひとつ、もとの位置に積み直すという作業を重ね、城全体では20年間をかけて修復する計画だそうです。

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「デザインあ展in KUMAMOTO」では、会場に熊本城の修復模型(1/20スケール)を置き、デッサンしています。
この模型は、別の展覧会のために特撮チームの方々が制作した作品。震災前の熊本城の写真を集め、それらを手がかりに、瓦や石垣の石ひとつひとつまでを忠実に再現したそうです。

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複雑な構造、細部までつくりこまれたディテールと、描きどころがあまりに多いモチーフに、
「難易度高すぎる~」 と畏れひれふした「あ」チームでしたが、展覧会がオープンしてみると、みなさんがものすごく集中して描いていている様子にびっくり!

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初日に来てくれた男の子。こだわりはしゃちほこ!

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「解散!」の岡崎さんも夢中!

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くまモンも!

大切にされている熊本城。そこには見れば見るほど描きたくなる魅力が、やっぱりあるんですね。

 
特設サイトhttps://dessin-ah.jp/には、会場で描かれたデッサンを紹介しています。

城全体を描く人、好きな部分だけを切り取る人と、じつにさまざま。

開会から3週間で、4900人が描いた4900とおりの熊本城が集まりました。

 
デッサンモチーフとして熊本城模型が展示されるのは8月5日まで。

ぜひ、描きに来てください。

 
デザインあ展 in KUMAMOTO

https://www.design-ah-exhibition.jp/

 

 

 

驚き、うなりつつ、語る  渡辺篤史さんの「もん」

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コーナー「もん」のナレーションは俳優の渡辺篤史さんです。言わずと知れた、“褒め”の名手。「もん」でも、「すごいですね」「お見事!」など披露していただいています。
渡辺さんはプライベートでも たてものが大好きだそうで、収録の度に、最近見に行ってきた建築物の写真を大量に(笑)見せて下さいます。
そして、もうひとつお好きなテーマが、デザイン。
「もん」の打ち合わせでは、作図方法やかたちの由来についてディレクターに熱心に質問しては、「なるほどね-。すごいね!」「まいったね!」「いやはや」と、感激がとまりません。 

じつは「もん」のナレーションは、不思議な立ち位置から発せられています。
「二つの円を交差させるんですね?」と、まるで絵師さんのとなりに座って描く過程をのぞき込んでいるかのようなセリフは、渡辺さんが読むと、いっしょにわくわく作図をみているような気持ちにさせられます。
同時に、
「二つの円を交差させるんですね?」は、作図方法の解説でもあります。次々とでてくるCGの円や線は、渡辺さんの語りをとおしてはじめて、意味を持つ動きになっていくのです。 

もんを描き出す技に驚き、感心してうなりつつ、同時に要点を語る、という至難のナレーションが成立するのは、渡辺さんご自身のわきあがる興味と理解によるものです。
「円と線で、森羅万象を描き出すにっぽんのもん。車とりどりのかたち、頂きました。」
という締めの決めセリフは、こちらが書いた原稿ながら、その味わい深い調子と説得力に、録音スタジオにため息がもれます。 

収録が終わると、「楽しかった~♪」とおっしゃりながらスタジオを後にする渡辺さん。
今回も、唯一無二の語り、頂きました。