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制作スタッフによる現場日誌

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ビジュアルストーリーテリング

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今回の演出を担当させて頂きました。伊東です。

本作で触れているような撮影と編集の手法というのは、昔から培われてきた映画の基本的な文法であります。
かつて映画に音声がなかった時代は、ビジュアルだけでストーリーを伝えなければならなかったので、キャラクターの感情をアングルやカメラワークで伝えてきたわけです。
そう考えていくと、映画の要素には、台詞や音楽以外にストーリーを転がす要素が沢山あることに気づきます。カメラワーク、フレーミング、距離、時間、ライティング、色、小道具、衣装、ロケーションなどがそれにあたります。映画はそれらを設計してストーリーを伝えているということですね。

近年の僕のお気に入りシーンは、ゼロ・グラビティのラストシーンで主人公が湖から這い上がるシーン。
彼女が宇宙から生還し、まさに地球の重力を感じながら立ち上がるカットをローアングルから描いています。
様々な困難を経て生還したキャラクターの力強さを感じます。

「SHOOT&EDIT」をきっかけに、スマホで動画を撮るときは、カメラワークやフレーミングをちょっと意識してもらえたら嬉しく思います。