「うごきのデザイン」と「きせる」のつくりかた
2019年04月15日
「きせる」はパンツ一枚のキャラクターを、アンガールズのお二人があれこれと相談しながら、
時、所、場合に応じた服装を着せていくというコーナーです。
実はこの「きせる」に出てくるキャラクターは、赤い人が活躍する「うごきのデザイン」に登場する黒いスーツを着たその他大勢の脇役の一人なんです。脇役に焦点をあてた、いわゆるスピンオフ的な作品なのです。
「うごきのデザイン」では 赤い人と沢山の黒いスーツの人たちによる様々な「どうせん」をアニメーションしていくので 結構たいへんな作業となります。
ほとんど1、2カットで話が進められていくので 場当たり的に作業を進めていくとタイミングがずれたり、整合性がとれなくなって お話が分からなくなってしまいます。
なので、いつも全体のアニメーションの流れを頭の中でイメージしてから、作業に入るようにしています。
一方「きせる」のキャラクターは、一人か二人しか登場しませんが、お話が着せ替えごっこのようなものなので、下着から順番に色々な服を着せていかなければなりません。
靴やジャンパー、ズボンやリュック、帽子など様々なアイテムをぜんぶ3Dでモデリングして、実際の着せ替え人形のように、キャラクターに着せていくのです。
ストーリーを考えるとき、このモデリング作業のことを考えずに、ちょっと大変な服装や、アイテムを設定してしまった時は、ちょっと後悔してしまうこともあります(笑)
実は赤い人も、いつも同じ服装ではなく、マイナーながら色々なファッションを着こなしています。
どの赤い人がどんなエピソードだったか、思い出してみてください。