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制作スタッフによる現場日誌

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人の目を借りる。

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デザインあは、デザインに関する様々な示唆に溢れており、とても勉強になるし、単純に見ているだけでも面白い番組だと思いますが、実は放送を見ること以上にもっと面白いことが裏に隠れているのを僕はここで自慢したいです。

完成された番組は、無駄がそぎ落とされて余分な情報が無いものが多く、その裏に隠れた作った人の発想や思考、人となりなどは深い部分までは感じにくくできているかと思います。
番組の1コーナーが出来上がるまでの過程には、数々の取捨選択などの意思決定があり、そこにこそ僕は面白い瞬間がたくさん潜んでいるのをいつも感じています。

その、放送では見ることができない裏の面白さというものは、企画や演出を選考したり決定する番組会議にあります。デザインあでは、僕が参加している限りでいうと、年に2回の全体会議や他にも幾度か定例会議などがあります。参加しているみんながそれを面白いと思っているかはさておき、ちょっとした判断を下す一言だったり、コンテの絵や注釈だったりを注意深く見聞きしていると、その人の思考回路が垣間見えて、その人の脳みそを経由してとらえた世界をちょっと見ることができるんです。その人の目を借りることができるんです。

極端な話ですが、その人がどうやって世界を見て、いままで取捨選択して生きてきたかを若干であるにせよ、感じることができるということです。
その借りた目でその世界を見れば、その人がいままで作ってきたものへの理解も深くなり、あわよくば、同じ考え方で新たなものが作れるということにもなります。

もし全く更新されない自分ひとりだけの世界を見ているならば、それは退屈だし飽きてしまいます。でも、掘り下げれば何か別の世界に辿りつくかもですが。

デザインの教科書みたいな人らに囲まれつつ、会議という色々な意見が生で聴ける場所、つまり人の思考回路が垣間見えやすい場所で、いろんな人の目を借りることができ、今までの自分の目を通した世界では気づかなかったような”思ってたんとちがう”新しい発見を見つけることができる機会に恵まれているというのは、有難いことです。

もしデザインに関して多少探究心があるならば、番組を見て感じ取れる範囲を深めて、テレビを通して見える世界から、もう少し突っ込んで裏側を詮索してもらえると、なにか新しい目で見える景色が広がっているかも、と思います。