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制作スタッフによる現場日誌

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  2. 2014年3月

「デザインあ」のデザイン

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「テレビの映像をデザインする」ということは、「テレビのある空間をデザインする」ことでもある、と思います。

僕は、大のテレビ好きの一家で育ちました。両親兄弟そろって、本当によくテレビを見ていました。私の父(中村博といいます)も、自分の好きな番組(駅伝です)になると「いけっ!そらっ!走れっ!抜けっ!」とテレビの目の前にかぶりついて応援していたものです。そんな様子をうしろからぼーっと眺めていると、時々、きらきらー、って光るんですね。父が。

テレビから発する光を、ポマードで脂ぎった父の禿げ頭がうけとめて、反射してるんです。
(大阪の道頓堀の水面が、ネオンの光を映しながら、ゆらめいている風景を思い描いてください。ちょうどあんな感じです。)

駅伝番組の本編、選手達が箱根の山道を走ってるあたりでは、一定の緑色の光をうけて、かるく照りかえす程度なんですが、CMの時間帯にもなると、赤、白、黄色と、目まぐるしく変化する光の色を反射して、父の禿げ頭は、それはもうド派手に、妖しく、ゆらめいているんです。

そう、テレビって実はすごく光ってます。かなり大きな、面状の発光体なんです。
テレビは、あなたが映像を視聴するための画面であると同時に、あなたや、あなたのいる空間を照らす、ひとつの照明装置でもあります。さらに音もガンガン鳴ります。同じ情報メディアである新聞や雑誌、本に比べ、「発する」ものが圧倒的に強い。

空間全体に対してテレビが及ぼす影響は、実はとても大きいんです。

これは建築の世界などで議論されることに、少し通じるものがあります。たとえばある住宅は、住む人のためにつくられる「単体」であると同時に、街並みの風景を形成する「全体の一部」でもあります。ある住人が「俺は真っ赤でド派手な家を建てたいんだ!」と言っても、「いや、それはこの街の調和を乱すから勘弁してくれ!」あるいは「いや、このあたり地味すぎるから、逆にアクセントになっていいんじゃない?」といった、街並み全体を視点とした議論は大切です。

すべてのものは「単体」であると同時に、「全体の一部」でもあります。
それはテレビにおいても全く同様です。もちろんそれぞれのテレビ番組「単体」が魅力的であることは大事ですが、それと同じくらい大切なのが、「全体の一部」としての視点です。

どこかの部屋のどこかのテレビで、その番組が流れているときの、その空間の雰囲気とか。
どこかの子供が、番組から発する光を浴びているときの、その光景とか。
もっというと、テレビのある生活、その一日の佇まいとか。

そういったことが、テレビには、とても大切なことのように思います。

僕が関わっている「デザインあ」には、「あなたの身の回りの日常を、もっとゆっくり観察してみよう」というテーマがあります。そんなメッセージを伝えたい番組自身が、部屋の中で超ド派手に主張しまくってたら、なんかちょっと興ざめですよね?でも、だからといって、控えめに渋くまとまりすぎても、なんかつまんないですよね?その「ちょうどいい頃合い」ってどこらへんかな~?と探りながら、番組全体のデザインを考えています。

そしてもちろん、番組の内容も大事です。そしてそれは、「デザインあ」の各コーナーをつくっているメンバーのみんなが、きっとこのブログに色々書いてくれることでしょう!(まる投げ)

それでは~!

デザインの番組をつくろう!

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 子どものためのデザインの番組が必要なのではないだろうかと、NHKと相談が始まったのが2005年くらいだったかと思います。将来、どんな仕事に就いても必ずデザインと関わることになるんだったら、子どもの時からデザインマインドは育んだほうがいいのではないか。そのような相談を重ねてきたわけです。そして数年の仕込み期間を経て、2010年秋にパイロット版が、そして2011年の4月から本格的にこの番組がスタートしました。政治家も経営者も医者も俳優も保母さんも、はたまた宇宙飛行士までも、仕事の周囲にはありとあらゆるデザインがあります。デザイナーじゃなくても、みんなデザインと関わって生活していくわけです。だったらちょっとでもデザインについての目を養っておいたほうがいいと思うわけです。あなたもそう思いませんか? なんて、偉そうに言っている私も、小さな頃はデザインなんて何だかさっぱり分かりませんでした(笑)。でも、分からなくてもいいから、「何だろう?」と考えることが大切だと思います。そして「面白い!」って思えたら、そんなに素晴らしいことはありません。たぶんその興味は、将来どんな仕事についても役に立つと思います。
 で、「デザインあ」っていうタイトル。ちょっと変だと思いませんか? 最初はどういうタイトルにするといいのか悩んでいましたが、お風呂に入っている時に「あっ!」て気がついたんです。気がつく時にみんな「あっ!」て言いますよね? そして「あいうえお」の最初の「あ」です。これだ!と思いました。「あ」の前に「デザイン」を付ければ、もっとも短いデザインの番組名になると。居ても経ってもいられなくて、風呂から出てすぐ、メモをとりました。アイデアって、どんなところに居ても出るものなんです。面白いでしょ?
ではでは、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

Eクリイベント 3月30日までです

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 いま東京・六本木のミッドタウンで「Eクリイベント」を開催中です。「0655」「2355」「テクネ」「ピタゴラスイッチ」といっしょに「デザインあ」も参加してます。

 「デザインあ」は、去年の「デザインあ展」で好評だった寿司の「解散!」、「ちょうどいい」、そして自分が「あ」の一部になれちゃう「『あ』、ら!」を展示中です。この写真には写ってませんが、けっこうみなさん面白がって記念撮影をされてました。

 「Eクリイベント」は今週末、3月30日(日)までです。お近くにお出でに際は、ぜひカメラを手に遊びに来てください。


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Eクリ、読めます?
 

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右にEクリカードが…
 

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集めるとパラパラマンガになります。
 

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どのお寿司が好みですか。

あ ブログ 始めます!

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番組Pの大谷です。番組がスタートしてまもなく4年目に突入。

新しい番組を立ち上げるというのは、何度経験しても胃の痛くなるもので、ちょうど3年前の春も、緊張と高揚感の中で放送初日を迎えました。

おかげさまで今はイイ感じの巡航速度になりましたが、新作を作るたびにたくさんのクリエーターさんの手がけた映像や音楽にびっくりしたりジーンとしたりしています。これってたぶん、参加してくれているクリエーターさんやスタッフさん自身も同じ。いつもお互いの仕事に驚いたり、ジーンとしたりし合っています。そんな私たちのドキドキがテレビやwebを通して伝われば、と思いながら制作しているのですが、これから始めるこのブログもそのひとつ。参加しているクリエーターさんやスタッフさんが「デザインあ」の向こう側にある思いをつづります。

これからお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いします。

それから、更新したときにはツイートしますので、公式ツイッター(@nhk_design_ah)もよろしくお願いします。