短歌の時間 過去の作品

2021年06月29日 (火)

【ゴジだっちゃ!】令和3年6月29日(火)

火曜日担当の星川幸です。

きのうの暑さからは一転、梅雨寒の一日でした。

みなさん、風邪ひかないでくださいね。

 

きょうは今年度始まったコーナー「TANKA NEO」。

宮城県石巻市在住の歌人・近江瞬(おうみ・しゅん)さんとともにお届けしました!

放送中に発表した課題でリスナーさんに短歌を詠んでいただくという、

無茶ぶりに近いこのコーナー。

きょうの課題は「雨」。

 

今回もあっという間にたくさんの作品が寄せられました!

皆さんの頭の回転の早さに驚愕です!

杉尾さんもリスナーさんと一緒に挑戦しました!

頭を悩ませて作ったの歌がこちら。

「行き違い誤解妄想勘違い 赤いハザード線状降水帯」

 

かなり鬼気迫った人間関係がうかがえますね・・。

線状降水帯のような危険な雨もあれば、

あやめの花を濡らすやわらかな雨、

涙を雨に例えてみたり、雨に濡れた前髪を詠んだ方も。

ひとつの課題に対して、

こんなにも色んな発想が集まってくるのかぁ~!と

ワクワクして、本当に面白かったです。

「TANKA NEO」、次回もお楽しみに~!

 

「雨」に濡れて美しいお花といえばこちら。

 

だっちゃ通信では、

岩手県一関市のあじさい園をご紹介しましたが、

こちらは仙台市内某所で、ディレクターの伊藤さんが撮影したものです!

暗闇に浮かび上がるあじさいがとっても艶やかですね。

0629ajisai.jpg

一首詠みたくなるような美しさです。

 

きょうの「防災クイズ“備えっぺ”」

問題:風速30m/sで飛ばされるものはどんなものでしょうか。

   次のうち、すべて選んでください。

   自動車・電柱・樹木・人間

正解はすべて、です。

風速20m/sで人が立っていられなくなります。

風速25m/sで樹木が倒されます。

風速30m/sにもなれば、

電柱もたおれ、車・子どももとばされてしまいます。

ちなみに最大風速が17.2m/sを超えるものが「台風」です。

 

※明日のメッセージテーマは「雨にぬれても」です

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:57 | 固定リンク


2021年06月22日 (火)

6月22日(火)放送「短歌の時間」

特選歌

コロナ来て足の遠のく美容院野武士のごとく髪を束ねる(仙台市 斎藤栄子さん)

まあ綺麗視力弱った母の眼にミモザサラダは菜の花畑(新潟市 だんご虫さん)

山鳩の声止みしかば彼方よりやまびこのごとく山鳩の声(宮城県多賀城市 渋谷史恵さん)

元気かと母と語らう受話器から香り立つのはふるさとの土(東京都板橋区 汐海岬さん)

つゆ入りに居間のじゅうたんゴザに替え気持を変えて夏を迎える(宮城県名取市 松谷博さん)

 

添削歌

【原作】コロナ禍にイベント次々中止さるお祭り好きは心が沈む

【添削】コロナ禍に中止のイベント次々とお祭り好きの心が沈む

~添削ポイント~

 散文ではなく韻文になるよう意識しましょう。

語彙を入れ替える推敲を重ねましょう。

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:37 | 固定リンク


2021年06月08日 (火)

6月8日(火)放送「短歌の時間」

特選歌

ひそやかに菫は咲きぬ主なき庭の花ばな姿あらわす(宮城県石巻市 緑由さん)

9回の攻防終えて引分けた画面に速報「宣言延長」(宮城県名取市 森のみっこさん)

会計に手間取る老いの手じっと待つレジのおみなの眼差し優し(岩手県一関市 綿帽子さん)

カラオケの仲間と会って歌よりもおしゃべりしたいコロナ禍の日々(仙台市 真田義子さん)

無意識についたため息すぐ吸って幸せの数元にしておく(島根県松江市 猫また伯爵さん)

 

添削歌

【原作】アマリリス吹きリコーダー列をなし子ら戻り来る下校時の里

【添削】リコーダーを奏でて児らのアマリリス下校の列が里に響かう

~添削のポイント~

一首の焦点を絞り込むことが大切です。

今回は「下校の列」を軸に、並べ方を変え無駄を省きました。

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:45 | 固定リンク


2021年05月25日 (火)

5月25日(火)放送「短歌の時間」

特選歌

またひとつシャッター降りて店の消ゆ焦り苛立ちそしてため息(東京都大田区 右田俊郎さん)

コロナ禍の人恋し日々紛らわすメール電話を手紙に代えて(福島県二本松市 あいらぶさん)

田植え終え苗がソヨソヨ靡きたるそんな様子に何故か安堵す(仙台市 鈴木武志さん)

雷が雹をともない鳴り響く昨日の今日は震度五の揺れ(仙台市 柏木ぽてぽてさん)

聞き飽きた父の蘊蓄受け流し五月五日のしょうぶ湯に入る(熊本県八代市 貝田ひでをさん)

 

添削歌

【原作】人と分け合ふことを知らぬ父皿には母の菓子のせたのに

【添削】分け合えるすべを忘れし今の父皿には母の菓子のせたのに

~添削のポイント~

3・7・5と定型を外した上の句に違和感を感じます。

今回は介護の現場として作品を添削しました。

 

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:30 | 固定リンク


2021年04月27日 (火)

【ゴジだっちゃ!】令和3年4月27日(火)

杉尾です。

昨日は寒さすら感じる一日でしたが、

今日はいかにも連休前の青空の一日でした。

 

今日から始まった「TANKA NEO」。

石巻出身・在住の歌人 塔短歌会所属 近江瞬さん(写真右)とともに

コーナーの冒頭でお題を出して、15分くらいの間に短歌を投稿してもらうという

SNS時代の無茶ぶり短歌番組です。

0427ohmi.JPG

いやあ、びっくりしました。「食べる」というお題を出した途端に、

手元の端末に作品が! びっくりしました!

その後も続々と作品が増え続け、15分くらいの間にあれよあれよと約60首!!

本当にありがとうございました。

私も時間内に作ってという無茶振りに、応えるべく考えましたあ!

いやあ、全集中という言葉の意味が分かった気がします。

では、皆様に自信を持ってもらえるよう、杉尾の駄作を・・・

「ラクサそばシュクメルリって何なのよグルメの彼方のフードロス山脈」

いやあ、我ながら情緒というものが欠如しているという事実を突きつけられますわ(汗)。

「TANKA NEO」次回は6月29日(火)です。皆様、頭を柔らかくしてお待ちください。

 

あっそうそう、石巻で近江瞬さんの個展が開かれます。

5月9日(土)から6月27日(日)までの土日のみ。石巻アートドラッグセンターが会場です。

短歌と映像と音の個展だそうです。

 

【曲】

NEO UNIVERSE/L'Arc~en~Ciel

 

※明日のメッセージテーマは「コロナ禍の連休どうしますか」です。

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:20 | 固定リンク


2021年04月13日 (火)

4月13日(火)放送「短歌の時間」

入選歌

一昔先へと続く哀しみはあの日のままに止まった時計(宮城県岩沼市 西尾律子さん)

キュキュッと鳴く鳥かと思い耳すますバスケシューズと床との音に(宮城県石巻市 繭子さん)

川えびに網を沈める春休み母子のこゑの澄み通りけり(仙台市 斉藤栄子さん)

洗濯機今日は機嫌がいいらしい終了の唄やけに長くて(佐賀県唐津市 寿々さん)

制服の胸ポケットにさすクローバー希望に向けて歩みだす春(仙台市 横溝麻志穂さん)

 

添削歌

【原作】公園に誰も乗らないぶらんこが揺れる春風乗っているのか

【添削】公園の誰も乗らないぶらんこが春風乗せてゆうらゆらゆら

~添削のポイント~

主語に対して述語をよく吟味しましょう。

「揺れる」が「ぶらんこ」なのか「春風」なのかわかりやすくしましょう。

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:26 | 固定リンク


2021年03月30日 (火)

3月30日(火)放送「短歌の時間」

入選歌

微笑みが不老不死なる遺影の夫に好物供えてひと日を語る(仙台市青葉区 柏原ヒサ子さん)

この歳で突如来ました反抗期うざいうざいを繰り返した日(仙台市泉区 ゆっきぃーさん)

夕暮は長き夜をも連れてくる思い煩う夜明け待つ身は(仙台市泉区 片倉典子さん)

しわくちゃのまま放置した恋ごころ春の気配にアイロンかける(東京都板橋区 汐海岬さん)

中学の思い出に手が止まりつつシュレッダーする区切りの春に(仙台市青葉区 横溝惺哉さん)

 

添削歌

【原作】ふるさとは見知らぬ街と変り果て湾の青さが無情に迫る

【添削】ふるさとは見知らぬ街と変わり果て湾の青さが冷たく迫る

~添削ポイント~

熟語表現は見る側に感情を預けがちになります。

より具体的な表現で作者としての思いをはっきりさせましょう。

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:51 | 固定リンク


2021年03月02日 (火)

3月2日(火)放送「短歌の時間」

入選歌

おだやかな松川浦に御製碑の津波の傷をつつむ春風(福島県南相馬市 窓辺のカフカさん)

寝入りばな襲う地震に目の覚めて位牌と供物の落ち来るを見つ(仙台市青葉区 柏木ぽてぽてさん)

徘徊と通報されぬよう妻と朧月夜を連れ添い歩む(兵庫県明石市 小田慶喜さん)

聞くたびにイラつく言葉ありまする「違う」を「嘘」となんで言うのよ(栗原市 風太さん)

大切な鞄を持って行った人思い出たちを返してください(佐賀県唐津市 寿々さん)

 

添削歌

【原作】早春の芽吹きだしたる草の色が夜勤で疲れた目に突き刺さる

【添削】早春の芽吹きだしたる草の色夜勤疲れの目に突き刺さる

~添削ポイント~

上の句と下の句は助詞で繋げなくても良いときがあります。

今回は主語述語の関係になっており助詞が無くても伝わるので省きました。

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:23 | 固定リンク


2021年02月09日 (火)

2月9日(火)放送「短歌の時間」

入選歌

帰るべき帰れる家に還せない月命日の捜索虚し(仙台市青葉区 末の松山さん)

おしよせる黒き津波におびえつつたどりし里山は今も恋人(石巻市 八鍬政雄さん)

また一食作り食して片付ける厨エンジンまだまだ動く(仙台市太白区 畠山正博さん)

遠近にあらはれ出づるものの芽の春の気配に心和めり(千葉市 松田素風さん)

婆ちゃんを見舞うその日に婆ちゃんは爺ちゃんのいる天国に発つ(兵庫県明石市 小田虎賢さん)

 

添削歌

【原作】亡き夫をおりこみうたふ投稿歌ラジオの威力メール飛び込む

【添削】亡き夫をおりこみ詠いし投稿歌ラジオの威力のメール飛び込む

~添削ポイント~

時間の経過を大切にしました。

「うたふ」を「詠いし」と過去形にしました。

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:51 | 固定リンク


2021年01月26日 (火)

1月26日(火)放送「短歌の時間」

入選歌

出歩けぬコロナコロナに明けくれて疲れはてたと賀状の追伸(岩沼市 西尾律子さん)

世話好きの黄泉なる夫にちぎる餅もろもろ浮きてのどに詰まり来(仙台市太白区 斎藤栄子さん)

書き初めの文字は清水寺風に密と描いてばってんを打つ(兵庫県明石市 小田慶喜さん)

切り分けたケーキに乗ったサンタさん誰が食べるのジャンケンぽん(島根県松江市 猫また伯爵さん)

父逝きて母まで逝きて我が心がらんどうなりがらんどうなり(栗原市 風太さん)

 

添削歌

【原作】降り出した雪を見上げつ嘆息すふるさとは今如何な具合に

【添削】降り初めの雪見上げつつ息を吐くふるさとは今如何な具合いに

~添削ポイント~

短歌は耳で聴くことを前提に作りましょう。

「嘆息す」を「息を吐(つ)く」としてみました。

投稿者:ゴジだっちゃ!スタッフ | 投稿時間:18:25 | 固定リンク


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