風疹関連ニュース

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先天性風疹症候群の診療マニュアル作成 2014年01月17日

風疹の流行の影響で赤ちゃんに障害が出る「先天性風疹症候群」の症例が全国で相次いでいる一方、これまでに診察した経験のある医師が少ないことから、専門の医師で作る学会では診断や治療の方法をまとめた初めてのマニュアルを作りました。

 

風疹は妊娠中の母親が感染すると赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあります。
一昨年からの流行の影響で、去年1年間に「先天性風疹症候群」と診断された赤ちゃんは31人と平成11年に統計を取り始めて以降で最も多くなっていて、今後もさらに増えると予想されています。

 

しかし、産科や小児科の現場では実際に診察した経験がある医師が少ないことから、日本周産期・新生児医学会はこうした医師に向けたマニュアルを作りました。
この中では、抗体検査の値の見方など具体的な診断や治療の方法が紹介されているほか、生後まもなくは明らかな症状がなくてもその後に障害が見つかるケースもあることから、原因不明の白内障や難聴がある場合にはこの病気を疑う必要があるとしています。

 

そのうえで、専門の相談機関を紹介するなど家族を支援する重要性も強調しています。
マニュアルは近くホームページで公開される予定で、日本周産期・新生児医学会の久保隆彦副理事長は「症状は多岐にわたるので、さまざまな診療科の医師に参考にしてもらい患者や家族の支援につなげてほしい」と話しています。