風疹関連ニュース

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風疹で障害 乳児の母親が訴え 2013年12月24日

風疹の流行の影響で赤ちゃんに障害が出る症例が相次いでいるなか、保健師などを対象にした研修会が都内で開かれ、実際に障害が出た赤ちゃんの母親が、いち早く障害を見つけて治療につなげる体制作りを訴えました。

 

去年からの流行で、妊娠中の母親が風疹に感染した結果、心臓や目、耳などに障害が出て「先天性風疹症候群」と診断を受けた赤ちゃんは、全国で33人に上っています。
こうしたなか、東京・墨田区は、赤ちゃんの障害を早期発見して治療などに結びつけようと、特に症例が多い難聴の症状を学ぶ研修会を開き、地域の医師や保健師などおよそ120人が参加しました。

 

この中で国際医療福祉大学三田病院の加我君孝教授は、障害が見逃されて治療が遅れると、赤ちゃんがことばを覚えるのが遅くなるなど、大きな影響が出ることを報告しました。
このあと、実際に障害が出た生後4か月の赤ちゃんの母親が講演し、「風疹は妊娠中に感染に気付かないケースも多く、子どもの発育について一人で悩む親もいます」としたうえで、障害を見逃さず、早く治療につなげる体制作りを訴えました。

 

墨田区保健予防課の松本加代課長は、「流行のピークから見て、障害が出る赤ちゃんはさらに増えるとみられます。日頃の健診などを通じて、複数の目で見守りを行い、早期発見していきたい」と話していました。