風疹関連ニュース

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若い妊婦ほど風疹の抗体不十分 2013年12月18日

風疹のワクチンを巡り、2回の定期接種が行われているはずの10代から20代前半の若い妊婦ほど抗体が十分にない割合が高いことが妊娠中の女性2万人余りを対象にした調査で分かりました。
専門家は若い妊婦の接種率が低いか抗体ができていないおそれがあるとみて、流行を防ぐ対策の必要性を訴えています。

 

風疹は妊娠中の母親が感染すると赤ちゃんの心臓や目などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあります。
このため、国はワクチンの接種率を上げようと平成18年度以降、定期接種の回数を1回から2回に増やしていて、この対象となる現在23歳以下の男女は抗体が十分にあると考えられていました。

 

ところが、国立成育医療研究センターの久保隆彦医師らのグループが全国の妊娠中の女性2万人余りを調べた結果、このうち10代の妊婦では抗体が十分にない人が4割に上っていました。
さらに抗体が十分にない人の割合は20歳から24歳では3割、25歳以上の年代では2割程度となっていて、研究グループでは定期接種が義務ではないため若い妊婦の接種率が低いか接種していても免疫が十分にできていないおそれがあるとみています。

 

久保医師は「2回の定期接種を受けているはずの若い世代でも赤ちゃんに障害が出るリスクが高いことが分かった。流行を繰り返さないためにも女性だけでなく男性も含めて幅広く予防接種を受けるよう対策すべきだ」と話しています。