風疹関連ニュース

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風疹 障害の早期発見の体制作りを 2013年10月01日

去年からの風疹の流行で、妊娠中に感染し赤ちゃんの目や心臓などに障害が出た母親のうち、3人に1人は妊娠中に風疹の症状が出ないなど障害が見つかるまで感染に気付いていなかったことが分かり、専門家は赤ちゃんの障害をできるだけ早く発見する体制を作る必要性を指摘しています。

 

風疹は妊娠中の女性が感染すると生まれてくる赤ちゃんが心臓や目、耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあり、去年から続く流行で「先天性風疹症候群」と診断された赤ちゃんはこれまでに全国で19人に上っています。

 

この19人の赤ちゃんの母親の感染の状況ついて国立感染症研究所で調べた結果、このうち7人の母親は妊娠中に風疹の症状が出なかったり症状がはっきりしなかったりして赤ちゃんに障害が見つかるまで感染に気付いていなかったことが分かりました。

 

これまでに先天性風疹症候群と診断されたのは去年からことしの春先までに母親が感染した赤ちゃんですが、その後の5月から6月に流行がピークを迎えているため、障害が出る赤ちゃんはさらに増えると予想されています。
しかし、母親が風疹の感染に気付かないと障害が見落とされて治療などの対応が遅れ、赤ちゃんの発達に影響が出るおそれが指摘されています。

 

国立感染症研究所の多屋馨子室長は、「これから冬にかけて多くの赤ちゃんが先天性風疹症候群と診断されると考えられ、できるだけ早く相談や支援につなげる必要がある」と話しています。