風疹関連ニュース

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風疹ワクチン 個人輸入で対応の病院も 2013年06月30日

風疹の流行が続き、8月にも風疹のワクチンが一時不足するおそれがあるほか、手に入りにくい状況が起きていることから、東京の国立国際医療研究センターは、個人輸入したワクチンを副作用などのリスクを説明したうえで大人に限って接種する取り組みを始めました。

 

風疹の流行が広がっている影響で、厚生労働省は、予防接種を受ける人がこのままのペースで続いた場合、8月にも風疹のワクチンが一時的に不足するおそれがあるとしています。
また、一部の医療機関では風疹のワクチンが手に入りにくい状況が起き、子どもの定期接種の予約の受け付けを部分的に見合わせるなどの影響が出ています。

 

このうち東京・新宿区の国立国際医療研究センターでは毎週日曜日に大人を対象に風疹のワクチンの接種を行い、毎回60人以上が訪れていますが、ワクチンが手に入りにくくなっているということです。
このためセンターでは、子どもの定期接種を優先する一方、大人の要望にも応える必要があるとして、医師が個人輸入したワクチンを副作用のリスクなどを説明したうえで大人に限って接種する取り組みを始めました。

 

輸入したワクチンは風疹とはしか、おたふくかぜの混合ワクチンで、国の承認を受けていないため、厚生労働省は「承認していないものを国として輸入するのはハードルが高い」としています。

こうしたワクチンは副作用が起きた際の国の救済制度がありませんが、医師の責任で接種することは認められていて、個人輸入を始める医療機関はほかにも出てきています。

 

国立国際医療研究センタートラベルクリニックの金川修造医師は「風疹の流行を止めるために予防接種を呼びかけてきたのにワクチンがないので打てないという事態は避けたかった。子どもを優先するためには大人は輸入ワクチンに頼らざるを得ないと判断した」と話しています。