風疹関連ニュース

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風疹 大人は重症化の割合高い 2013年05月26日

大人を中心に流行が続いている風疹について、都内の患者を調べたところ、脳炎など重い症例の割合が、これまでの報告よりも10倍以上高いことが分かり、東京都感染症情報センターは、「大人が風疹になると子どもより重症化しやすいのでワクチンの接種で予防してほしい」と話しています。

 

風疹は、熱や発疹、それに、耳の後ろのリンパ節が腫れるのが主な症状ですが、重い合併症を引き起こすことがあります。

 

東京都感染症情報センターが、去年から今月1日までに報告された都内の患者2382人の症状を分析した結果、
▽血小板が減少して内出血する血小板減少性紫斑病が9人、
▽肝機能障害が7人、
▽脳炎が5人、
▽髄膜炎が1人と、
合わせて22人に重い症状が出て、そのうち9割が大人だったことが分かりました。

 

重い症例の割合は、
▽全体で108人に1人、
▽血小板減少性紫斑病では265人に1人、
▽脳炎では476人に1人となりました。

 

子どもの症例が多いこれまでの報告では、
▽血小板減少性紫斑病は3000人に1人、
▽脳炎は5000人に1人とされていて、今回の都のデータはそれぞれ10倍以上高くなっています。
ことしの風疹の全国の患者は、今月12日の時点で6725人で、去年の同じ時期の36倍に達し、患者のおよそ9割を大人が占め、脳炎などの重い症例も報告されています。

 

東京都感染症情報センターの杉下由行課長は「風疹は軽い病気と思われがちだが、大人がかかるとかなり重症になるケースや入院が必要となるケースがあることが分かった。自分自身を守る意味でも、ワクチンを打ってほしい」と話しています。