風疹関連ニュース

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風疹予防接種の無料化を 母たちの訴え 2013年04月25日

妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害の出るおそれがある風疹。流行はさらに勢いを増しています。こうした中、ネット上では母親たちを中心にワクチンの接種を呼びかける動きが広がっています。

 

 

今月はじめ、インターネット上に署名を求める呼びかけが登場しました。誰もが無料で風疹の予防接種を受けられるよう国などに対策を求めるものです。4月25日現在、2900人近くの署名が集まっています。

 

 

署名を呼びかけているのは岐阜市に住む可兒佳代さんです。
可兒さんは31年前の昭和57年に妙子さんを出産。妙子さんは「先天性風疹症候群」と診断され、心臓や目、耳に重い障害がありました。

 

 

当時、風疹の予防接種の対象ではなかった可兒さん。原因は妊娠中に風疹にかかったことでした。妙子さんは心臓の疾患のため12年前、18歳で亡くなりました。
今回の風疹の流行を受けて「私のような思いを誰にもしてほしくない」と、誰もが無料で風疹の予防接種を受けられるよう国などに対策を求める署名の呼びかけを今月はじめ、インターネット上ではじめました。

 

 

呼びかけはメールや掲示板、ソーシャルネットワーキングサービスなどを通じて広がり、すでに2900人近くの署名が集まっています。書き込みには「訴えは胸に響きました。微力ながら協力します」、「これから生まれてくる新しい命を守ること、この国の大人が一番本気で取り組むべきことではないでしょうか」などの言葉が並んでいます。

 

可兒さんの活動に賛同した一人に岐阜県海津市の古川ひとみさんがいます。古川さんの息子の将史さん(24歳)も先天性風疹症候群で生まれ、妙子さんと同じろう学校に通っていました。視力と聴覚の障害が重く、知的障害もあり、母親のひとみさんがそばにいないと不安になります。古川さんも妊娠した時、風疹の予防接種の対象ではありませんでした。

 

 

古川さんは「わたしが風疹にかかりさえしなければ将史は目が見えて、耳が聞こえて普通に生まれられるはずだったんです。わたしが予防接種を受けていれば防げたと悔やんでも悔やみきれません。ぜひ、予防接種を受けてもらいたいです」と話していました。

 

 

古川さんや可兒さんは予防接種を誰もが無料で受けられるようにして、流行が起きないようにしてほしいと考えています。

 

 

可兒さんは「みんながワクチンをうって抗体をもっていれば風疹は流行りません。風疹の予防接種が必要なんだと一人でも多くの人に知ってもらうことが大事です。これ以上、赤ちゃんが風疹症候群にならないようにしてほしいです」と話しています。

 

可兒さんが立ち上げたキャンペーンサイトはこちら。 http://www.change.org/ja
また、可兒さんが妙子さんについて綴ったホームページはhttp://www5d.biglobe.ne.jp/~kani1120/ からご覧ください。