風疹関連ニュース

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企業での風疹対策を産業医に呼びかけ 2013年04月24日

風疹が20代から40代の大人を中心に流行していることを受けて、職場での感染拡大を防ごうと、企業の産業医を対象にしたセミナーが19日、都内で開かれました。

 

 

セミナーには、企業で従業員の健康管理にあたっている医師およそ20人が参加しました。風疹の患者は、ことしに入って4月7日までにあわせて3480人にのぼり、すでに去年1年間の患者数を1.5倍近く上回っていて、およそ8割を20代から40代の大人が占めています。

 

 

セミナーでは、国立国際医療研究センターで感染症予防を担当している看護師の堀成美さんが講演し、新たに名古屋市で1人の赤ちゃんが、母親が妊娠中に風疹に感染したことで心臓や目や耳に障害が出る「先天性風疹症候群」と診断されたことを報告しました。

 

 

堀さんは「自分や家族だけでなく、周りの人を守る意識を持つことが風疹対策では欠かせない」と述べました。

 

 

そして、企業の対策として、社員の勤務時間などに配慮して予防接種を受けやすい環境を整えることや、感染が疑われる場合は仕事を休ませて自宅で待機させることなどを呼びかけました。

 

 

参加した産業医は「ふだん私たちが健康管理している世代で流行しているので、しっかり指導したい」と話していました。

 

 

講演した堀さんは「大人は体調が悪くても無理して出勤しがちなので、上司や産業医の助言が重要になってくる。企業全体で取り組む意識を持ってほしい」と話していました。