風疹関連ニュース

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風疹大流行 予防接種に壁 2013年04月01日

大流行が続いている風疹。妊娠中に風疹に感染し、赤ちゃんに障害が出る事例が出ています。感染の防止のためにはワクチンの接種が必要です。

 

風疹をめぐる課題について番組でツイッターで意見を募集したところ、ある医療関係者から、気になる声が寄せられました。「風疹ワクチンの在庫がなくなったと連絡があった、入荷予定は未定」というものです。
何が起きているのか、追跡取材しました。(2013年3月29日放送)

 

 

東京・世田谷区の内科クリニック。今、手元にある風疹ワクチンはわずかだと言います。

 

 

3月下旬ワクチンの販売会社から、在庫不足を知らせる書面が届きました。

 

 

流行が広がる中全国的に品薄となり、次のワクチンの出荷が9月になるということです。

 

 

では、どうしたらよいのか。風疹のワクチンにはもう一つ、MRと呼ばれるはしかとの混合ワクチンがあり、小児科を中心に在庫があるといいます。

 

 

しかし、ツイッターには「費用が負担になるため受られない」、「1万円もかかるのに、無理」との声が。自己負担が高いという問題があるのです。

 

風疹の予防接種は子どもの場合、1歳のときと就学前1年間は原則、無料で受けられます。
しかし、大人は健康保険も適用されず、費用は、全額自己負担。
とくに、混合ワクチンは1万円前後で単独ワクチンのおよそ2倍もかかるのです。

 

感染者が最も多い東京都では、半数近くの27の自治体で、妊娠を希望する女性や妊婦の夫に対してワクチンの接種費用を無料にすることを決めています。ただ、一般の男性まで補助の対象にしているのは6つの区だけ。また、東京以外の地域で補助をしているところはまだないということです。

 

そして、田村厚生労働大臣は「助成という意味ではほかにもいろんなワクチンの定期接種化を含めての議論がありまして、財源的に今のところめどがたっていない状況」としています。

 

 

在庫の問題、そして、費用の問題。

 

日赤医療センター小児科(放送当時) 薗部友良医師は
「今回の大流行では風疹の抗体を持ってない人の多くが風疹にかかるか、ワクチンをうって抗体をもつまで流行は続くと思われます。一日も早くはしかと風疹の混合ワクチンを受けることを勧めますし、自治体は住民を守るためにしっかり予防接種にお金を使って欲しい」としています。