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「こうのとり」8号機 打ち上げ成功

2019.09.25 :

発射台の火災のため、打ち上げが延期されていた日本の宇宙輸送船「こうのとり」8号機を載せたH2Bロケットは、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、予定どおり「こうのとり」を分離して打ち上げは成功しました。「こうのとり」は10年前に1号機が打ち上げられて以降、8回の打ち上げすべて成功したことになります。

「こうのとり」8号機は、当初、今月11日に打ち上げられる予定でしたが、ロケットの発射台で火災が起きて中止され、打ち上げを行う三菱重工業は、原因究明と対策を講じたとして新たに設定した25日午前1時5分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げました。

ロケットは補助エンジンや1段目などを切り離しながら上昇を続け、打ち上げからおよそ15分後の午前1時20分ごろ、予定どおり高度287キロ付近で「こうのとり」を分離して軌道に投入し、打ち上げは成功しました。

三菱重工業は火災の原因として、エンジン付近から排出される液体酸素が、発射台の耐熱材に吹きかかり続けることで静電気が発生した可能性が高いとして、耐熱材をアルミのシートで覆って静電気が起きない対策などを行いました。

「こうのとり」8号機は全長10メートル、直径4.4メートルで、高度400キロ付近で地球の周りを回っている国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の水や食料のほか、電気を供給するバッテリーや大学が開発した人工衛星などおよそ5.3トンの物資を搭載していて、今月28日に国際宇宙ステーションに到着する予定です。
補助ロケット分離の様子
「こうのとり」は10年前に1号機が打ち上げられて以降、8回の打ち上げすべて成功したことになります。

打ち上げ後の記者会見で三菱重工業の田村篤俊 打上執行責任者は「発射台の火災は私たちにとって厳しい出来事で、それだけに打ち上げの成功は素直によかったという思いです。今後に向けて改善点などを探っていきたいです」と話しました。

記事の内容は作成当時のものです

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