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古墳群 地域や社会に公開を 世界文化遺産登録で声明

2019.07.23 :

大阪府南部の「百舌鳥・古市古墳群」が、世界文化遺産に登録されたことを受けて、考古学などの学術団体が23日、古墳群を地域や社会に公開していくことなどを求める声明を発表しました。

声明を発表したのは、日本考古学協会など研究者で作る14の学術団体です。

この中で、世界文化遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」のうち、宮内庁が管理する古墳が原則、非公開となっていることについて、陵墓であることに配慮しながら一般への公開を進めることや、国と地元自治体が協力して史跡への指定などの保護を進めることを求めています。

また、宮内庁が「仁徳天皇陵」として管理する国内最大の前方後円墳が、「仁徳天皇陵古墳」という名称で登録されたことについては「学術的に被葬者が誰か確定していない」として、「大山古墳」などと地名を使った名称を出版物や案内板などに併記するべきだと求めています。

声明を発表した団体の1つのメンバーで、考古学の研究者の今尾文昭さんは「直ちに誰でも陵墓に入ってよいとはならないと思うが、古墳について学ぶチャンスが失われている状態が、少しでも改善できないかと思う」と話していました。

記事の内容は作成当時のものです

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