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「京都賞」に有機EL実用化に貢献した研究者ら3人

2019.06.16 :

科学や芸術の発展に貢献した人に贈られることしの京都賞に、最新のディスプレーに使われる「有機EL」の実用化に大きく貢献した香港のチン・タン博士ら3人に贈られることが決まりました。

京都賞は京都の稲盛財団が科学や芸術の発展に貢献した人に贈る国際的な賞で、35回目となることしの受賞者が3つの部門で14日、発表されました。

このうち先端技術部門では、香港の化学者で香港科技大学教授のチン・タン博士(71)が選ばれました。
タン博士は1987年、2種類の有機化合物の薄い膜を重ね合わせて電流を流すと膜の接合部分で効率よく光が出る装置を発明し、今の有機ELのディスプレーや照明機器への応用の道を開いたことが高く評価されました。

基礎科学部門では、アメリカの宇宙物理学者でプリンストン大学名誉教授のジェームズ・ガン博士(80)が選ばれました。
ガン博士は、特殊なデジタルカメラを用いて3次元の宇宙地図を作成する計画に取りかかり、全天の4分の1の範囲について25億光年離れた距離までを描いた地図は、宇宙がどのような物質から構成されているかを解き明かしました。

また、思想・芸術部門では、フランスの演出家で太陽劇団の創立者のアリアーヌ・ムヌーシュキン氏(80)の受賞が決まりました。
ムヌーシュキン氏は、半世紀以上にわたり演劇の表現方法について革新を続け、歴史と政治を主題とした独創的な作品を世界に送り出すとともに、さまざまな国籍の俳優を多く育てました。

京都賞の授賞式はことし11月、国立京都国際会館で開かれ、各部門の受賞者にはそれぞれメダルと賞金1億円が贈られます。

記事の内容は作成当時のものです

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