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水蒸気推進エンジン搭載の超小型衛星を開発

2019.06.12 :

水蒸気で動力を生み出すエンジンを搭載した超小型衛星の開発に福井県の企業4社と東京大学が成功し、今年度中にも国際宇宙ステーションに向けて打ち上げることになりました。

この超小型衛星は、縦横10センチ長さ30センチの大きさで、水蒸気で動力を生み出す「水推進エンジン」を搭載しています。

エンジンは、およそ10センチ四方の立方体で、中には最大400グラムの水を入れるタンクがあり、発生させた水蒸気を噴射して、衛星の軌道を修正することができるということです。

一般に超小型衛星は地球に近い軌道を周回するため、薄く存在する大気の抵抗を受けて徐々に軌道から外れ、おおむね1年以内に運用を終えるということですが、エンジンを載せて、軌道修正が可能になると、運用期間がおよそ2倍に延びるということです。

また、高圧ガスや有害な化学物質を燃料などに使う従来のエンジンを搭載した超小型衛星は安全性の観点から国際宇宙ステーションへの持ち込みができませんでしたが、今回の衛星は持ち込みが可能で宇宙ステーションから軌道への投入ができるようになるということです。

開発グループによりますと、水蒸気で動力を生み出すエンジンを搭載した超小型衛星は世界初だということで、今年度中にも鹿児島の種子島宇宙センターから国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられ、その後、宇宙空間で実証実験が行われるということです。

記事の内容は作成当時のものです

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