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オオスナモグリとみられる生物 「環境DNA」で生息域調査へ

2019.06.11 :

絶滅したと考えられていた甲殻類の「オオスナモグリ」とみられる生物が発見されたことを受けて、千葉県立中央博物館は、海水に含まれる「環境DNA」を分析して生息域を調べる新たな調査に乗り出すことになりました。

千葉県立中央博物館は、化石でしか存在が知られず、絶滅したと考えられていた甲殻類の「オオスナモグリ」とみられる生物が、高知県や静岡県で見つかったとして、現在、標本を展示しています。

博物館では、この生物の生息域を調べるため、「環境DNA分析」と呼ばれる手法で、新たな調査に乗り出すことになりました。

「環境DNA」は、水中などにいる生物の粘膜や皮膚の破片などから採取されるDNAで、千葉県立中央博物館は、バケツ1杯の海水から付近にどんな甲殻類が生息しているかを明らかにする技術を開発したということです。

博物館では、千葉県や和歌山県、沖縄県など国内およそ20か所で採取した海水の環境DNAの分析から進めることにしています。
その後は、野外調査も実施してオオスナモグリとみられる手がかりを探したいとしています。

千葉県立中央博物館の駒井智幸主任上席研究員は「捕獲が難しい場合でも、環境DNAの技術を使えば、手がかりを探すことができる。まず大事なのは、どこにいるかを知ることだ」と話しています。

記事の内容は作成当時のものです

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