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東京 将棋会館 近くのビルに移転へ 老朽化で5年後目指し

2019.06.08 :

40年以上にわたって数々の名勝負の舞台となってきた東京の将棋会館について、日本将棋連盟は、老朽化が進んでいることから、5年後を目指して近くのビルに移転する方針を決めました。

東京 千駄ヶ谷の将棋会館は今から43年前の昭和51年に建てられ、数々の名勝負の舞台となってきましたが、老朽化が進んだことから日本将棋連盟が今後について検討を進めてきました。

7日開かれた総会では、今の場所での建て替えは建物が建築基準法の制限で小さくなることから断念し、JR千駄ケ谷駅の近くにある建て替えの計画があるビルの一部を借りる方針が決まりました。
建物が新しくなったあとの5年後の移転を目指すということで、連盟の佐藤康光会長は「将棋文化の発信やファンとの交流が一層できる施設を作っていきたい」と話していました。

将棋の「歴史」 名場面の舞台

将棋会館では連日のようにプロ棋士が対局を行ってしのぎを削り、名勝負の舞台となってきました。
昭和57年7月の名人戦では、当時42歳だった加藤一二三 九段が、9連覇中の中原誠十六世名人を激戦の末に破り、初めて名人のタイトルを獲得しました。

加藤九段はおととし6月の対局に敗れて現役を引退し、このときは感想戦や報道陣への対応を行うことなく将棋会館をあとにしていました。

羽生善治九段にとっても数多くの対局を重ねてきた場所で、今月4日にはここで勝ち数の歴代最多記録を27年ぶりに更新しました。
平成7年には畠田理恵さんとの婚約を発表し、去年1月に国民栄誉賞を受賞することが決まった時には会見を開いています。
史上最年少でプロ棋士となった藤井聡太七段が3年前にデビュー戦を戦ったのも将棋会館で、62歳年上の加藤九段を破りました。

おととし6月にはこの場所で、デビュー戦から続けてきた連勝を「29」に伸ばし、連勝の歴代最多記録を30年ぶりに更新しています。

記事の内容は作成当時のものです

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