NEWS

AI開発 日欧で国際ルール作りを EU責任者 米中競争の中

2019.06.07 :

アメリカと中国を中心にAI=人工知能の激しい開発競争が続く中、EU=ヨーロッパ連合のデジタル政策の責任者は、日本とEUがAI開発の国際的なルール作りを協力して進めていくべきだという考えを示しました。

EUでデジタル政策を担当するアンシップ副委員長は、8日から茨城県つくば市で開かれる貿易・デジタル経済相会合に出席するため日本を訪れ、7日、都内でNHKのインタビューに応じました。

AIはデータを多く学習するほど機能が高まるため、世界の開発競争は、検索などを利用する個人のデータを大量に保有するグーグルなどIT企業が主導するアメリカと、人口14億の個人情報を利用して政府が開発を主導する中国で、特に激しくなっています。

アンシップ副委員長は「異なる方法で各国で開発が進めば分断が起きてしまう。AIをどう扱うかについて私たちは世界共通の倫理基準に合意すべきだ」と述べ、無秩序な開発競争により人の権利や尊厳が脅かされないよう、共通のルールが必要だと指摘しました。

そのうえで、日本とEUは「人間中心のAI開発」という共通の価値観を持っていて協力していくべきだ、という考えを示しました。

そして「共通のルールのもとで開発が進めば、ビジネスの助けにもなる」と述べ、8日からの会合で国際的なルール作りに向けた機運を高めることに意欲を示しました。

記事の内容は作成当時のものです

NEWS一覧に戻る

関連記事