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深海の海底地図づくり準優勝 日本チーム「技術の高さ示せた」

2019.06.05 :

潜水ロボットで作った深海の海底地図の正確さなどを競う世界初の大会で準優勝した、海洋研究開発機構などの日本チームが5日、会見を開き「日本の海洋調査技術の高さを示すことができました」と喜びを語りました。

大会はアメリカの民間財団「XPRIZE」が海底探査技術の向上を目指して主催し、去年、ギリシャ沖の最大水深4000メートルの深海で行われた決勝では5つのチームが海底地図作りに挑戦し、その広さや正確性などを競いました。

海洋研究開発機構や東京大学、三井E&S造船など8つの組織が参加して作る日本チーム「KUROSHIO」は開発した長さ5メートルほどの自律型潜水ロボットで測量するなどして海底の地図を作り上げ、準優勝を果たしました。

チームは5日、都内で会見を開き、中谷武志共同代表は「強豪チームが多い中で、日本の海洋調査技術の高さを世界に示すことができました。海底地図の広さや、クオリティーが高い点が評価されたと思っています」と喜びを語りました。

そのうえで大会で培った技術について「海底地図や水温などのデータを短い時間で調べて提供するビジネスなどに発展させることができると思います」と話していました。

また、大会で優勝したのは17か国の研究者などで作る国際チームで、日本財団が開発費などを支援してきました。

日本財団は「長年の支援の成果で、今後、全世界の海底地形の解明も目指したい」などとコメントしています。

日本チームが柴山文部科学大臣に報告

また、チームのメンバーは5日、文部科学省を訪れ、柴山文部科学大臣に報告しました。

ロボットの開発などに当たったリーダーの中谷武志さんは「優勝には届きませんでしたが、大会を通じて日本の海洋調査技術の高さを示すことができたと思います」と話しました。

これに対し、柴山大臣は「報告を心待ちにしていました。日本チームの活躍を大変うれしく思っています」などとメンバーをねぎらっていました。

記事の内容は作成当時のものです

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