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はしか撲滅のはずが… 米で患者1000人近く ワクチン拒否も背景

2019.05.31 :

アメリカで、はしかの患者がこの25年間で最も多い1000人近くに上りました。アメリカは、2000年にはしかの撲滅を宣言しましたが、CDC=疾病対策センターは、このままではその立場を失うことになると危機感を強めています。

アメリカのCDCは30日、ことしに入って報告されたはしかの患者が971人となり、この25年間で、最も多くなったと発表しました。

感染は、東部ニューヨーク州や西部ワシントン州など全米の26の州で報告され、ほとんどの患者がワクチンを接種していませんでした。

アメリカでは、「はしかのワクチンによって自閉症が引き起こされる」といった誤った情報がSNSなどで広まっているほか、「宗教上の理由」をあげてワクチンを拒否する人が増えています。

ニューヨーク市などでは、ワクチンの接種を拒む人に罰金を科す対応を取っていますが、感染拡大は収まっていません。CDCは、このままでは長年の努力の末2000年に達成した「はしか撲滅」の立場を失うことになると危機感を強めています。

はしかは、発熱や、全身に発疹が出る感染症で、空気感染するため感染力が強く、乳幼児が重症になる場合があるほか、妊婦が感染すると流産や早産のおそれがあります。

CDCは、感染はワクチンで防げるとして接種を強く呼びかけています。

記事の内容は作成当時のものです

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