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福島第一原発の排気筒解体はことし7月下旬に着手へ

2019.05.30 :

解体作業が延期されていた福島第一原子力発電所の高さ120メートルの排気筒について、東京電力は、クレーンを排気筒に近づけるための工事を行ったうえで、早ければことし7月下旬に着手する見通しを示しました。解体完了の時期も、当初示していた年内は難しくなるとしています。

福島第一原発の1号機と2号機の建屋の隣には、事故によって内部に高い濃度の放射性物質が付着している高さ120メートルの排気筒があり、今月、解体作業を始める予定でした。

しかし、作業で使うクレーンの高さが1メートル60センチほど不足していたことがわかり、作業は延期されていました。

これについて、東京電力は、クレーンを7メートルほど排気筒に近づけると、解体に必要な高さを確保できるとして、地盤に鉄板を敷くなどの追加の工事を行うとしました。

これに伴い、解体作業の着手は早ければことし7月下旬になる見通しを示し、当初、年内としていた解体完了の時期も遅れ、年度内になるとしています。

東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの小野明代表は「クレーンの高さが不足した原因は、工事を計画したときに図面の値が間違っていたためで、もっと早く気づくべきだった。原因をさらに詳しく調べるとともに、安全最優先で、着実に解体作業に取り組みたい」と話しています。

記事の内容は作成当時のものです

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