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福島第一原発 廃炉研究の国際大会始まる

2019.05.25 :

40年にも及ぶとされる東京電力福島第一原子力発電所の廃炉について、国内外の技術者や研究者が最新の研究成果などを報告する国際会議が24日、Jヴィレッジで始まりました。

この会議は、日本機械学会と日本原子力学会が共同で初めて開き、各国の技術者や研究者など150人余りが参加しました。

会議の冒頭、国の「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」の山名元理事長が、福島第一原発の廃炉の現状を説明したうえで、世界中の研究成果と技術の結集を訴えました。

分野別の議論では、ドイツの技術者がチェルノブイリ原発での経験を話し、メルトダウンしていない使用済み核燃料を安全に管理するための作業の遅れが、全体の作業の停滞につながったと指摘して「必要となる技術開発や作業のスケジュールを見通して、全体の工程をできるかぎり明確にすることが重要だ」と指摘しました。

会議は26日まで開かれ、遠隔操作の技術や廃棄物管理など6つの分野で議論が交わされます。

日本原子力学会の「廃炉検討委員会」の宮野廣委員長は「燃料デブリの取り出しなど、これからいよいよ難しい段階に入るので、世界の技術者の英知を結集し連携を深めていく必要がある」と話していました。

記事の内容は作成当時のものです

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