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「建築界のノーベル賞」 磯崎新さん授賞式に出席

2019.05.25 :

「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー賞に選ばれた建築家の磯崎新さんが、フランスのベルサイユ宮殿で開かれた授賞式に出席し、喜びを語りました。

プリツカー賞は、建築の分野で最も権威のある賞で、「建築界のノーベル賞」とも呼ばれています。

ことしの受賞者に選ばれた日本人建築家の磯崎新さんは、24日夜、フランスのパリ近郊にあるベルサイユ宮殿で開かれた授賞式に出席しました。

この中で、賞を運営する財団の代表は「磯崎さんの建築スタイルはみるみる変化を遂げる。建築におけるマルチリンガルで、たくさんのことばを話せる人だ」と述べ、磯崎さんにメダルが贈られました。

このあと、磯崎さんはスピーチし、「1つのスタイルに固執せず、常に目の前に現れたクライアントと対話を重ね、お互いに考えていなかったような新しい解決を生み出したいと思ってきた。私に仕事をさせてくれた人たちと一緒に賞を受け取りたい」と笑顔で語りました。

磯崎さんは、大分市出身の87歳で、東西の文化を融合させた先駆的な作風で知られ、海外ではロサンゼルス現代美術館や、バルセロナにある屋内競技場、サンジョルディ・スポーツ・パレス、国内では、昭和41年に完成した大分県立大分図書館など数々の建築物を手がけてきました。

日本人がプリツカー賞を受賞するのは、丹下健三さんや安藤忠雄さんらに続いて8人目です。

磯崎さん 仏大統領と面会

プリツカー賞の授賞式を前に、磯崎新さんは24日、フランスのパリにある大統領府でマクロン大統領と面会しました。

この中でマクロン大統領は「あなたはキャリアを築き始めた当初から国内外で、西洋と東洋の斬新で豊かな建築を融合させるため、たゆまなく力を尽くし、あなたの作品は、文化と人々の懸け橋となってきた」と述べ、磯崎さんの功績をたたえました。

面会のあと磯崎さんは記者団に対して、「マクロン大統領がいろいろなことをしゃべってくれました。もうそれで、僕の言うことはほとんどないです。きょうは大変うれしかったです」と話していました。

記事の内容は作成当時のものです

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