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宇宙空間発電目指し実験

2019.05.24 :

天候に左右されない宇宙空間で、太陽光によって発電した電気を、電波に変換して地上に送るための実験が、24日、兵庫県で行われました。

宇宙太陽光発電は、高度3万6000キロの宇宙空間に静止させた太陽光パネルで発電を行い、電気を電波に変換して地上に送る構想で、2045年以降の実用化が目指されています。

地上と違って天候の影響を受けないため、安定的な発電が見込まれるとされ、政府の宇宙基本計画でも、エネルギー問題などを解決する構想と位置づけられています。

国からの委託でこの構想を進めている「宇宙システム開発利用推進機構」は、24日、実現に欠かせない、電気を電波に変換して送る実験を兵庫県内で行いました。

実験は、本来の構想とは逆に、地上で、電気をマイクロ波と呼ばれる電波に変換し、高さおよそ30メートルの上空で静止しているドローンに送ります。

ドローンがマイクロ波を受け取ると再び、電気に変換し、ドローンのLEDが赤く光ります。

およそ40分間の実験では、ドローンは静止するだけでなく、水平移動も試みましたが、地上の装置が自動的に電波の発射方向を変え、電気を正常に送れていることが確認できました。

宇宙システム開発利用推進機構の佐々木謙治システム開発部長は、「宇宙太陽光発電に必要な技術が確認でき、実用化に向けて大きく進んだと言える。今後も研究を続けていきたい」と話していました。

記事の内容は作成当時のものです

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