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太古の生物含む貴重なこはく 中国に密輸か 米科学雑誌

2019.05.24 :

アメリカの科学雑誌は、ミャンマーで太古のヘビやカタツムリなど新種の生物を含んだ貴重なこはくが数多く見つかっているものの、その大半が科学的な価値が顧みられないまま、中国に密輸されていると警告する記事を掲載しました。

木の樹脂が化石になったこはくには、太古の生物が中に閉じ込められていることがあります。
アメリカの科学雑誌サイエンスは、特にミャンマー北部のカチン州で採掘されたこはくには、およそ1億年前の白亜紀中期の生物が原型のまま保存されていることが多く、これまでに1000を超える新種が見つかっているとする記事を掲載しました。
記事は、ヘビやカエルなど、こはくの中に残されていることが珍しい脊椎動物が見つかった例や、殻や触角まで確認できるカタツムリの例などを紹介し、保存状態のよさや種類の多様さは世界で類を見ないと指摘しています。
その一方、カチン州ではミャンマーの政府軍と少数民族の武装勢力の内戦が続いていて、こはくは武装勢力の資金源になっているということです。
そして、太古の生物を含んだこはくの大半は中国に密輸され、科学的な価値が顧みられないまま、宝石やコレクションとして取り引きされていると指摘し、このままでは太古の生物の生態や進化の過程を解明する機会が失われてしまうと警告しています。

記事の内容は作成当時のものです

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