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インド洋の孤島に大量のプラスチックごみ漂着

2019.05.22 :

プラスチックごみによる海洋汚染が懸念される中、インド洋の小さな島々に大量のプラスチックごみが流れ着いていることが、オーストラリアの大学などの調査でわかりました。

大量のプラスチックごみが流れ着いていたのは、オーストラリアから北西に2000キロ余り離れたインド洋にあるココス諸島です。

タスマニア大学などの研究チームは、おととし、ほとんど人が住んでいないココス諸島の27の島々のうち、面積が大きい7つの島の砂浜で漂着しているごみの状況を調査しました。
その結果、見つかったごみは、およそ96キロ、個数にして2万3000個を超え、諸島全体では流れ着いたごみの量は238トンに達すると推定しています。
見つかったごみの95%はプラスチックで、このうちのおよそ60%は、大きさが5ミリ以下の微小なプラスチック、マイクロプラスチックでした。

また、砂浜の地下の深さ10センチまでに、地表の26倍の数のゴミが埋まっているとしています。

研究チームは、世界のほかの島々でも同じように漂着し、環境や生態系に影響を及ぼしているとして、プラスチックごみの海への投棄を防ぐ取り組みを急ぐ必要があると訴えています。

この調査結果は、イギリスの科学雑誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載されています。

※掲載された論文はこちらから(※NHKサイトを離れます)
https://www.nature.com/articles/s41598-019-43375-4

科学文化部記者

横川浩士

平成13年入局。仙台局・静岡局を経て平成21年から科学文化部で主に原子力分野を取材。平成25年から3年間、アメリカ総局(ニューヨーク)で、宇宙、先端科学、感染症、サイバーセキュリティやアメリカの社会問題を取材。平成28年から2年間、国際部を経て、平成30年から再び科学文化部で主に科学分野を担当。

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