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南シナ海でサンゴ礁破壊進む 中国漁船の希少貝採取で

2019.05.21 :

アメリカのシンクタンクは衛星写真の分析から、南シナ海でこの半年間に中国漁船の操業が活発化し、中国国内で高値で取り引きされる希少な貝を採るためにサンゴ礁の破壊が進んでいると指摘しました。

アメリカのシンクタンクCSIS=戦略国際問題研究所は20日、南シナ海で撮影された衛星写真の分析結果を明らかにしました。

それによりますと、中国漁船はこの半年間にスカボロー礁やボンバイ礁などの周辺で操業を活発化させていて、このうち去年12月にスカボロー礁で撮影された写真では複数の中国漁船の姿が確認できるとしています。

CSISによりますと中国漁船は、ワシントン条約で国際的な保護の対象になっているにもかかわらず中国国内で高値で取り引きされているオオシャコガイを採るために、サンゴ礁の掘削作業を行っているということです。

去年11月に撮影された写真からは以前は確認できなかったいくつもの黒い筋ができているのが分かり、広い範囲にわたってサンゴ礁の破壊が進んでいると指摘しています。

この海域では、2012年から15年にかけても中国漁船による大規模な操業でサンゴ礁の深刻な破壊が起きたとしており、CSISでは「すでにサンゴ礁に住む魚などの生態系にも影響を与えており、残酷な破壊行為の影響は今後、さらに広がるだろう」と強い懸念を示しています。

記事の内容は作成当時のものです

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