NEWS

AIが司法予備試験に合格!? 問題の6割を事前予測

2019.05.20 :

19日に行われた司法試験の予備試験で、AI=人工知能が問題の6割を事前に予測し、正解したと開発会社が発表しました。会社は、「合格ラインを超えた可能性が高い」としていて、出題の在り方に波紋を広げる可能性もありそうです。

「未来問」と名付けられたこのAIは、東京のベンチャー企業が開発しました。

会社によりますと、AIは、19日に行われた、司法試験の予備試験のうち、「短答式」と呼ばれるマークシート式の法律の問題に挑みました。

試験範囲の法律や過去の問題などを学習して事前に問題を予測し、解答しておいたところ、95問中57問、率にして6割が実際の出題内容に的中し、正解したということです。

この試験は、一般教養問題も含めた合格ラインが過去2回、59%台の正解率になっていて、会社は、今回も傾向が変わらなかった場合、合格した可能性が高いとしています。

会社は、AIが予測した問題を受験者に有料で提供するサービスを始める予定で、出題の在り方に波紋を広げる可能性もありそうです。

AIを開発したサイトビジットの鬼頭政人社長は「資格試験はあくまでもスタート地点で、AIを活用して早く突破していただき、その後の実務や学習により時間を使ってほしい。また、出題者側には従来とは違う問題を模索してほしい」と話していました。

司法試験以外にも挑戦

司法試験の予備試験の「短答式」には、「憲法」や「民法」、「商法」など、7つの法律に関する問題と、一般教養の問題がありますが、今回AIは、7つの法律についての予想問題を事前に作成しました。

過去8年分の問題と問題集3500ページ、それに、ネット上の法律用語を学習し、出題傾向を分析して解答を導き出しました。

例えば「商法」の科目の場合、「商行為」について正しい解答を選ばせる問題が出題されると予測し、解答として選ぶべき選択肢も一致させました。

会社は、今回のAIを使って、ことし8月の「社会保険労務士試験」や10月に予定される「宅建試験」、それに来年1月の「大学入試センター試験」でも問題を予測する予定だとしています。

法務省は…

これについて、司法試験の予備試験を実施する法務省は「個別の試験の予想についてコメントはできない」としています。

記事の内容は作成当時のものです

NEWS一覧に戻る

関連記事