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ミステリーの「エドガー賞」 ノミネートの北大教授 受賞ならず

2019.04.26 :

ミステリー小説の分野で世界的権威がある「エドガー賞」の受賞者が発表され、評論・評伝部門にノミネートされていた、北海道大学の竹内康浩教授によるアメリカ児童文学の名作「ハックルベリー・フィンの冒険」の研究書は受賞を逃しました。

「エドガー賞」は、ミステリー小説を生んだとされる19世紀の作家、エドガー・アラン・ポーにちなんだ文学賞で、25日夜、アメリカ ニューヨークで授賞式が開かれ、各部門の受賞者が発表されました。

このうち評論・評伝部門では「ハックルベリー・フィンの冒険」に独自の解釈を加え、隠された意味を読み解こうとした北海道大学の竹内康浩教授の研究書「マークX 誰がハック・フィンの父を殺したか」がノミネートされていましたが、受賞を逃しました。

またペーパーバック・オリジナル部門では、広島を舞台に、被爆者でもある主人公が殺人事件の謎を解く中で、みずからの過去にも向き合うという筋書きの日系アメリカ人作家、ナオミ・ヒラハラさんの小説「ヒロシマ・ボーイ」が候補となっていましたが、受賞しませんでした。
授賞式のあと、竹内教授は「残念な結果になりましたが、次の仕事のエネルギーとして別の作品を書いていきたいです」と話していました。

また、ヒラハラさんは「広島の原爆を題材にした作品がミステリー小説の主流の場で認識され、うれしく思います」と話していました。

アメリカ総局記者

籔内潤也

1996年入局。京都・大阪・和歌山を経て、2008年から科学文化部で、再生医療やがん、放射線の影響など医療分野を取材。2013年から長崎で事件・原爆担当のニュースデスクを経験した後、2016年にアメリカ総局(ニューヨーク)特派員。宇宙や医療などの科学分野のほか、トランプ政権で揺れるアメリカの科学、そして、日本の研究の国際的地位の低下を憂慮しながら取材。2019年、科学文化部医療担当デスクに。

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