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米「宇宙の秩序」主導の姿勢 インドの人工衛星撃墜実験受け

2019.03.28 :

インドが行った人工衛星の撃墜実験について、アメリカ軍の高官は、実験によって多くの宇宙ごみが放出されたとの分析結果を明らかにし、同じような実験に対して、今後、国際的な行動規範が必要だとの認識を示しました。アメリカが、新たな戦闘領域として重視する宇宙空間での秩序づくりを自国主導で進めていく姿勢を鮮明にしました。

アメリカ空軍で宇宙空間の監視を行う部隊のトンプソン副司令官は27日、議会上院の軍事委員会の公聴会で証言しました。
トンプソン副司令官はインドが27日実施したミサイルによる人工衛星の撃墜実験について言及し、衛星の撃墜によって破片などおよそ270に上る宇宙ごみが放出された、との分析結果を明らかにしました。
今のところ国際宇宙ステーションに衝突する危険はないということですが、「現在も破片は拡散を続けている」と述べ、監視を強化する方針を示しました。
そのうえでトンプソン副司令官は「宇宙での行動規範の策定など、他国とともに取り組むべき多くの作業がある」と述べ、撃墜実験による宇宙ごみのさらなる放出を防ぐため国際的な行動規範が必要だとの認識を示しました。

アメリカは過去に同じような実験をすでに行っていますが、新たな戦闘領域として重視する宇宙空間での秩序づくりを自国主導で進めていく姿勢を鮮明にした形です。

記事の内容は作成当時のものです

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