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“デザイナー・ベビー”防ぐ法的規制を ゲノム編集で議論

2019.02.15 :

遺伝情報を書き換えるゲノム編集の技術の応用をどこまで認めるべきか議論する会合が、アメリカの首都ワシントンで開かれました。中国で遺伝情報を書き換えた受精卵から双子が産まれた問題を受け、国際的な法的規制が必要だという意見が出されました。

会合には、生命科学の研究者や医師などおよそ150人が参加しました。

ゲノム編集は、遺伝情報を高い精度で簡単に書き換えられる「CRISPR-Cas9」という技術が2012年に開発されて以降、応用範囲が広がっています。

会合では、難病の治療法を開発している研究者が、1つの遺伝子の異常がもとで起きる病気が4000近くありゲノム編集で治療できる可能性があると報告しました。

一方、会合では、去年、中国で遺伝情報を書き換えた受精卵から双子が産まれた問題も取り上げられました。

ジョージタウン大学の小児科医で倫理学者のシヴァ・スブラマニアン教授は、予期できない問題が起きて人類全体に影響がおよびかねないとして、国際的な法的規制が必要だと指摘していました。

会場からは、「親が望む能力を持った子どもが産まれるように遺伝子を書き換えるデザイナー・ベビーは防がなければならない」として、ゲノム編集の応用はどこまで認められるのか、一般の人たちを巻き込んだ議論が必要だという意見も出ていました。

記事の内容は作成当時のものです

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