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豚コレラウイルス “高熱のあと2週間経過でも死なず”

2019.02.10 :

感染が広がるブタの伝染病の豚コレラで、岐阜県と愛知県の飼育施設で見つかったウイルスは、ブタに高熱を引き起こす一方で、2週間が経過しても死なないことも分かり、農林水産省は症状の特徴を踏まえて早く異変を見つけてほしいと呼びかけています。

国内では26年間、確認されていなかった豚コレラは、去年9月に岐阜市で発生し、その後、愛知県や大阪府それに長野県など5つの府県に感染が拡大しました。

国の研究機関である農研機構=農業・食品産業技術総合研究機構は、岐阜県内の6つの飼育施設と感染拡大の原因となった愛知県豊田市の養豚場で見つかった豚コレラウイルスをブタに感染させて調べました。その結果、ウイルスを接種したブタは、40度を超える高い熱が出る特徴があったということです。一方で、一般的な豚コレラウイルスでは、発熱や下痢、それに、座り込んだり、けいれんしたりするなどの神経症状を示しますが、今回のウイルスでは下痢や神経症状は見られず、実験が終わる15日後まで生き残ったということです。
今回の豚コレラの発生では、先月、岐阜県本巣市と各務原市の養豚場で検出されたウイルスだけが、ほかの場所のウイルスと異なっていたことが分かっていますが、いずれのウイルスでも多くの場合、発熱や食欲不振などの症状が報告されています。

農林水産省は「高い発熱が特徴だが、すぐには死なないなど、一般的に言われる症状が出ない可能性もあるので、関係者は症状の特徴を踏まえて早い段階で異変を見つけてほしい」と呼びかけています。

記事の内容は作成当時のものです

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