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女性がん患者支援の専門部署が初設置 国立がん研究センター

2019.02.10 :

女性のがん患者特有の悩みや相談に応じる専門の部署が、全国で初めて国立がん研究センター東病院に設置され、多くの患者が利用しています。

がんになる女性は毎年およそ40万人いて、妊娠や出産など女性特有の悩みがありますが、十分に対応できていないケースがあるとされていました。

国立がん研究センター東病院は、全国でも初めて「レディースセンター」という部署を設けて、さまざまながんになった女性患者に対して治療前から治療後まで一貫して悩みや相談に対応しています。

「レディースセンター」には、専門の看護師やカウンセラーが配置されていて、治療後に妊娠を希望する患者に対して、治療を開始する前に卵子を凍結保存することができるか一緒に検討を行うなどするほか、抗がん剤の副作用による脱毛や皮膚の荒れに対して、目立たなくする対処法やメイクのアドバイスなどもしています。

「レディースセンター」は、国立がん研究センターの診療科で紹介を受けることで利用でき、1か月におよそ200人の患者から相談を受けているということです。

センター長を務める国立がん研究センター東病院の秋元哲夫副院長は、「治療前から治療のあとまで生活の質をできるだけ落とさないよう支援して、女性患者が安心してがん治療を受けられるようにしたい」と話しています。

1年間にがんと診断される女性は

全国のがん患者のデータである「全国がん登録」によりますと、平成28年の1年間に新たにがんと診断された女性は、42万8000人でした。

このうち、乳がんは9万4000人、大腸がんは6万8000人、それに胃がんは4万1000人などとなっています。また、15歳から39歳の若い世代の女性のがん患者は1万5000人でした。

記事の内容は作成当時のものです

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