COLUMN

【金井さん取材記⑧】宇宙へ

2017.12.18 :

金井さんを乗せたソユーズ宇宙船は、日本時間の12月17日午後4時21分に、ロケットエンジンの轟音と共に宇宙へと飛び立っていきました。この後、19日の午後5時43分に国際宇宙ステーションに到着する予定です。打ち上げ当日の現地の様子をお伝えします。

宇宙飛行士が滞在するコスモノートホテルの前
金井さんたちを宇宙基地に運ぶバス
上の写真は、金井さんたちが滞在していたホテルの前です。 金井さんたちが登場する直前、報道陣らでごった返しています。画面奥に日本の”応援団”も。午前7時半頃ですが辺りは真っ暗です。バイコヌールは午前9時頃まで暗いです。

下は、宇宙飛行士が、発射場のある宇宙基地に向かうためのバスです。前のバスは宇宙船に乗り組む金井さんたち3人の宇宙飛行士、後ろのバスは万が一に備えバックアップのための3人の宇宙飛行士が乗ります。万が一、事故が起きた場合に一度に全てのクルーを失わないようにするため、別々のバスに乗るのです。
打ち上げの約2時間前に行われた出発式。宇宙服に着替えた金井さんら3人の宇宙飛行士が出てきました。いよいよソユーズに乗り込みます。ホテルを出た時に比べて緊張感がありました。1番手前が金井さんです。
発射2時間前、金井さんらを乗せるソユーズロケットです。間近で撮影することができました。見えている煙のようなものは、推進剤に使われている液体酸素が蒸発して空気が冷やされ、霧のようになっている状態です。日本のH2Aロケットが打ち上げられる種子島の発射場ではここまでは近づけません。ものすごい迫力です。
打ち上げ直前の様子です。報道陣はロケットの発射場から800メートル離れた場所で撮影します。宇宙飛行士の家族もここから見守ります。各国のメディアが集まりますが、毎回、良い取材場所の取り合いになります。電源に近く、中継のための衛星通信をしやすいベストポジションがあるのです。
午後4時21分。無事発射成功です。見守っていた人たちからは大きな拍手が起きました。澄み切った空を宇宙へと向かう金井さん。1つの夢を叶えましたが、ミッションはこれからが本番です。

「新・科学の世紀」では、古市記者のロシア到着からの取材探訪記を掲載しています。一覧からご覧ください。

科学文化部記者

古市悠

平成22年入局。水戸放送局時代は、つくば報道室で研究機関の取材をしました。大阪放送局では医療取材などを経験し平成29年から科学文化部文科省担当。

古市悠記者の記事一覧へ

記事の内容は作成当時のものです

COLUMN一覧に戻る