虐待通告最多の大阪
警察が全国初の専門部署設置へ

虐待の疑いがある子どもの通告が全国で最も多い大阪で、警察が平成29年度から全国で初めてとなる専門の部署を設けて、対策を強化することになりました。

虐待の疑い半年で3900人

大阪府内で、平成28年6月までの半年間に、虐待の疑いがあるとして児童相談所に通告された子どもは、およそ3900人と全国で最も多くなっています。平成28年11月には、所在が分からなくなっていた3歳の男の子の遺体が大阪府内の山で見つかり、両親が、死体遺棄の疑いで逮捕されました。こうしたことを受けて、大阪府警は、平成29年度から、児童虐待を担当する専門の部署を設けて、対策を強化することになりました。

専従の警察官を配置予定

児童相談所と連携して、虐待の疑いがある子どもの情報をいち早く把握し、所在が分からない子どもを捜すチームも設けます。新たな部署の名称は、「児童虐待対策室」などが検討されていて、専従の警察官およそ15人が配置される予定です。児童虐待の対策に特化した専門の部署が設けられるのは、全国の警察で初めてだということです。

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