MENU

19のいのち

事件後の動き

事件後の動き。どう伝えてきたのか
事件後の動きやお伝えしたリポート、サイトの歩みを振り返ります

2023年7月

「津久井やまゆり園」の広場の慰霊碑に、犠牲となった60代の女性と40代の男性の名前が、新たに刻まれました。慰霊碑に名前が刻まれた犠牲者は10人となりました。

2023年4月

横浜地方裁判所は、植松死刑囚が請求していた再審=裁判のやり直しについて、退ける決定を出しました。死刑囚はこれを不服として、裁判所に即時抗告したということです。

2022年8月

「津久井やまゆり園」の広場の慰霊碑に、犠牲となった60代の男性1人の名前が、新たに刻まれました。慰霊碑に名前が刻まれた犠牲者は8人となりました。

2022年7月

26日、相模原市の「津久井やまゆり園」で追悼式が行われました。
事件から6年となる中、NHKでは美帆さんの母親の思いなどこの間の記録、再建した津久井やまゆり園の現状、そして取材班の記者が見つめた“共生社会”などについてお伝えしました。

『母親の6年 葛藤の日々の記録』

2022年4月

植松聖死刑囚が、横浜地方裁判所に再審=裁判のやり直しを求めたことがわかりました。

2022年3月

相模原市の「津久井やまゆり園」の広場に、遺族の思いが刻まれた鎮魂の碑が新たに設置されました。

2021年8月

事件後、仮の施設にいた利用者のうち40人が再建された相模原市の「津久井やまゆり園」に戻り、再び生活を始めました。

2021年7月

事件後、建物の大部分が解体された相模原市にある「津久井やまゆり園」が再建され、開所式が行われました。新しい施設の定員はこれまでの半分以下の66人で「ユニット」と呼ばれる居住スペースが6か所設けられました。7月26日には、この新たな施設で追悼式が行われ、広場に設置された慰霊碑には犠牲となった7人の名前が刻まれました。

また事件で一時意識不明の重体となった尾野一矢さんは施設を出て、社会の中で周囲と関わりながら新たな暮らしを始めていました。横浜市では、事件を受けて重い知的障害のある人たちが働く作業所が住宅街に開設。それぞれの事件から5年を見つめました。

『事件から5年 被害者 地域の中で生きる選択』

2021年3月から5月

相模原市が、東京パラリンピックの聖火について、「共生社会を実現する決意を示したい」として事件が起きた津久井やまゆり園で採火する方針を示しました。これに対し、一部の遺族の代理人や被害者の家族が施設での採火を中止するよう要請。5月、市長が会見し「幅広く理解を得ることは難しいと判断した」として、方針を撤回し、採火場所を変更することを明らかにしました。

2021年3月

施設での障害者福祉のあり方を検証してきた神奈川県の部会が、6つの県立の障害者施設を検証した結果、身体拘束などが不適切だという認識が低く、利用者目線に立った改善が必要だとする報告書をまとめ、知事に提出しました。

2021年1月

「津久井やまゆり園」の再建にあわせて、施設に設置される犠牲者を追悼するモニュメントのデザインが決まり、公表されました。やまゆりの絵と、遺族の意向に合わせて犠牲者の名前を載せるためのスペースが設けられることになりました。

2020年10月

「津久井やまゆり園」の再建の一環として、横浜市内に建設される新たな施設の工事が開始。
一部の遺族が、事件を二度と起こさせないという誓いを盛り込んだ追悼文を刻むことなどを求めて、神奈川県に要請書を提出しました。

2020年7月

新型コロナの感染拡大の影響で、追悼式が中止された事件から4年目の7月。
神奈川県は、施設での障害者福祉のあり方を改めて検討する必要があるとして、専門家や障害のある当事者による新たな部会を設置。社会では、事件と向き合い続けようという動きも。ある男性は自らの施設の壁を取り払うことで、差別や偏見をなくそうと動き出していました。

『事件から4年 差別ない社会へ、新たな一歩』

2020年6月

障害者団体などが神奈川県に対し、元職員が施設内で差別的な動機を募らせた背景を明らかにして欲しいと検証を要望しました。

2020年3月31日

植松被告が、弁護士が行っていた控訴を、前日の30日に取り下げ、死刑が確定しました。

2020年3月

相模原市が事件の事実を詳細に残し、歴史的に検証できるよう、関連するすべての資料を「歴史的公文書」に指定し、永久保存する方針を決定。

2020年3月16日

横浜地方裁判所は、植松聖被告に、当時責任能力があったと認めた上で「19人もの命を奪った結果はほかの事例と比較できないほど重大だ」として、求刑どおり死刑を言い渡しました。

「語られなかったことば」

2020年2月17日・19日

17日、検察が「被告には事件当時責任能力があった」として死刑を求刑。
美帆さんの母親も法廷に立ち、最愛の娘への思いと、深い悲しみを、泣きながら語りました。
19日、被告の弁護士が「事件当時、被告は心神喪失の状態だった」として改めて責任能力がなく無罪だと主張し、43日間にわたった裁判は結審しました。
この間、人工呼吸器が必要な息子とともに、傍聴に通った父親がいました。

“命をめぐる法廷”で最後に語られたのは

「生きる意味」

2020年1月下旬~2月中旬 

裁判では4回の「被告人質問」を通して、遺族や被害者家族、代理人の弁護士、裁判員が、差別的な主張を続ける被告と対峙しました。また心情や意見を陳述する機会で、弁護士に文章を託したり、自ら法廷に立ったりして、自身の心情を伝えた遺族や被害者の家族もいました。

動揺も見え言いよどむ被告

「不幸を作った」のは被告だ

2020年1月8日 

事件の裁判が始まりました。大けがをした1人を除き、被害者は匿名で審理される予定でしたが、初公判の日の朝、19歳の女性の母親が、娘の名前を「美帆」さんと明かしました。0歳から19歳までの4枚の写真とともに、「美帆は一生懸命生きていました。その証を残したいと思います」などと直筆の手記で思いを伝えました。
※4枚の写真、手記の全文はこちらから。

美帆さん(19歳)

2019年7月25、26日

事件から3年。NHKが行った世論調査で、事件の記憶について聞いたところ、「あまり覚えてない」または「全く覚えていない」と答えた人は、あわせて22%、5人に1人となりました。また20代以下では「覚えていない」の合計は47%と半数近くに上りました。
NHKでは、3年にあわせ「“内なる差別”を乗り越えたい」「被害者家族3年の記録」「地域で“ともに生きる”」「“ともに生きる”社会への道筋を追って」などの特集をお伝えしました。

“ともに生きる”社会への道筋を追って

地域で“ともに生きる”

被害者家族3年の記録

“内なる差別”を乗り越えたい

2019年7月22日

事件から3年を前に、神奈川県主催の追悼式が相模原市で開かれました。

2019年6月8日

「津久井やまゆり園」の再建について、神奈川県は、元の場所と横浜市の2か所に整備し、いずれも66人と同規模にすることを、入所者の家族に説明しました。入所者それぞれがどのような暮らしを望むのか確認する「意思決定支援」という取り組みを進めています。

2019年4月24日

19人を殺害した罪などに問われている元職員、植松聖被告の裁判員裁判の初公判が、2020年1月8日に横浜地方裁判所で開かれることが決まりました。3月末までに判決が言い渡される見通しです。

2019年3月26日

事件から2年8か月。事件の現場となった「津久井やまゆり園」の建物の解体工事が終了し、さら地になった敷地内が公開されました。

2019年1月

事件から2年半。「実名と匿名のはざまで」「“夜更けのバナナ”に思う」「音楽と生きる」などについて特集でお伝えしました。

匿名で語られる障害者 その現実に向き合う人たち

“夜更けにバナナ”原作者 障害者と生きる意味とは

障害あるジャズミュージシャン 20歳の記録

2018年11月

「津久井やまゆり園」の建て替えにむけ、県の地元住民への説明会が開かれ、住民と入所者がふれあう機会を増やすため、施設の一画に自由に行き来できる交流スペースを設ける案などが示されました。

2018年7月26日

事件から2年。
「被害者と家族、2年の記録」、「被告と対峙し事件と向き合う人々」
などについて特集でお伝えしました。

異例の“獄中対話”―被告と対峙する人々

被害者と家族、2年の記録

2018年7月23日

事件から2年を前に神奈川県主催の追悼式が開かれました

2018年5月7日

「津久井やまゆり園」建て替えにむけて解体工事が始まりました

2018年1月26日

事件から1年半。事件を見つめた子どもたち、
「私たちは不幸じゃない」ある親子の思いをお伝えしました

小学生の訴え“いのちの重みはみな同じ”

私たちは不幸じゃない

2017年11月〜

事件に向き合った子どもたちが作文につづった文章です

子どもたちが見つめた障害者殺傷事件

2017年10月〜

「あすへの一歩」のシリーズを放送開始(首都圏ネットワーク)
前を向き始めた人々の取り組みを毎月お伝えしています

コーヒー店がはぐくむ一歩

2017年7月26日

事件から1年。遺族が初めて語った「事件への思い」、
「疲れ切った保護者は私」ある母親の覚悟、などをお伝えしました

負傷者家族の思い “息子はかけがえのない存在“

“自分らしく生きる” 自立目指す障害者たち

“疲れ切った保護者は私” ある母親の覚悟

障害者殺傷事件1年犠牲者を追悼

事件に負けない “それぞれの決意”

2017年7月24日

神奈川県主催の追悼式で19人ひとりひとりへのメッセージが朗読されました

黒岩祐治知事のメッセージ

2017年7月20日

事件から1年となるのを前に、前を向き始めた人々の取り組みを紹介する
「あすへの一歩」のコーナーを開設しました

あすへの一歩

2017年4月21日

引っ越しが終わり、「津久井やまゆり園」の施設を閉鎖へ

2017年2月27日

”19のいのちが投げかけるもの”このサイトに寄せられた声からも取材を始め、番組でお伝えしました

“19のいのち”が投げかけるもの

2017年1月26日

事件から半年。亡くなった方々の思い出やありし日の姿をお伝えしました

お兄ちゃん大好き 70歳女性

家族会会長が語る遺族の思い

2017年1月23日

事件から半年を前に特設サイト「19のいのち」を公開しました

19のいのち 障害者殺傷事件サイト

2016年12月8日

厚生労働省の検討チームが再発防止策をまとめる

2016年11月25日

神奈川県の検証委員会が最終報告書をまとめる。
施設側と県の情報共有が不適切などを指摘

2016年7月26日

事件発生

ご意見をお寄せください

相模原障害者殺傷事件についてのご意見や、
亡くなられた方へのメッセージを募集しています

PAGE TOP