"主人公の気持ちが知りたい!"ドラマの字幕で工夫

好評のうちに11月1日に放送を終了した、よるドラ「古見さんは、コミュ症です。」。全8回のうち4回目の放送から、画面にある工夫がされたことにお気づきでしたか?視聴者のみなさまから、寄せられた声がきっかけになりました。

●「主人公の書く文字が、読み取れない」というご意見

池田エライザさん演じる主人公の古見硝子さんは、人と話すことがほとんど出来ない悩みを抱えていて、自分の気持ちをノートに書いて筆談で伝えます。その際に、「ノートに書いた文字が見えにくい、読めない」という声が届きました。

202110_01_002.jpgのサムネイル画像【第2回(9月13日)】より
「後ろ指もさされました」と書いてあります

【視聴者から寄せられた声】

  • 主人公の古見さんがノートに書く字が光ってしまって、読み取れない。若い人はいいのかもしれないが、一生懸命読んでも間に合わない。(70歳以上女性)
  • 80代の母と楽しみながら見ているが、母は目が悪く字幕で何とかついていく感じだ。しかし、古見さんのノートの字は表記されないため、母は古見さんのセリフが読めず残念に感じている。古見さんのセリフも分かるとさらに楽しく見られると思うので、検討してほしい。(50代女性)

 ●ドラマに字幕で応える

このため、ドラマの制作現場ではノートをアップにした映像を追加する方法なども検討しましたが、監督とも話し合った結果、字幕を表示する取り組みをすることにしました。さらに字幕には、池田さんが書いた直筆の文字をいかす工夫もしました。

202110_01_003.jpgのサムネイル画像【第4回(9月27日)】より「私でよければ」

202110_01_004.jpgのサムネイル画像「私、嫌われていますか?」

第4回から、主人公が気持ちをノートに書くシーンでは、画面に字幕を出すようにしたところ、視聴者からは、見やすさを評価する声をいただきました。

【視聴者から寄せられた声】

  • 「古見さんのノートの文字がぼやけて見えない」と電話した者だが、9月27日の放送からノートの文字が画面に表示されるようになった。対応してもらって、すごいと思った。(70歳以上男性)

  • 筆談の場面で字幕を入れてくれて、ありがとう。目が悪いので、これまでノートに書いてある筆談の字を読めなかったが、今回から字幕がついて読めるようになった。(50代女性)

制作現場では、放送前にどのように映像が見えるか大きなモニター画面で必ずチェックしていました。しかし今回は高齢の方からだけでなく、小さなスマートフォンの画面でドラマを楽しむ世代を中心に、SNS上でも「見えにくい」という声が上がっていました。字幕を取り入れたことで、様々な世代から歓迎する投稿が見られました。

NHKでは、これからも視聴者のみなさまが、いつでも、どこでもコンテンツを楽しんでいただけるようさまざまな取り組みを進めていきます。

※内容は、掲載当時のものです。